私たちの家造り

長期優良住宅

昨年来、『200年住宅』という言葉が注目されています。
去る6月4日から「超長期優良住宅普及促進法」がいよいよ施行されました。
この法律で認定された住宅に対しては、税制上の優遇が受けられるなどのメリットがあります。

ここでは「超長期優良住宅」について詳しく説明いたします。

長期優良住宅の基本的な考え方

『チルチンびと「地域主義工務店の会」』(以後、工務店の会)は、風土社が発行する『住まいは、生き方 地球生活マガジン 「チルチンびと」』で提唱する「地域に根ざす木の家づくり」を通じて地産地消を中心とした地域循環型社会の実現に貢献する工務店の組織である。

・安全で良質な木の家づくりの実現
・顔の見える「素材・設計・施工」の実現
・地域の暮らしの活性化に寄与しリードすること
・地域の特性や伝統の保存などに積極的に取り組み推進すること

を目指した活動を行い、地域、人、素材の力を活かした「安心」「安全」「健康」な、何世代にも渡って永く住み続けられる木の家づくりを行っている。

1.徹底したシックハウス対策による安心、安全、健康な住まいづくり

・自然素材を用いることを基本とし、使用する建材のトレーサビリティーや、使われている化学物質を確認し安全性の高い材料を使用する。
・安全性の高い材料を用いられて作られた住まいの安全性を証明するために室内に52の化学物質濃度を測定する。
・材はもちろん、材の来た道、仕上がった空気まで住む人に安全性を示すことが出来る、安心して永く住み続けられる住まいをつくる。

2.地域に根差した室内真壁(室内に柱と梁の構造が見える)構造の住まいづくり

・地域が培った住まいづくりの所作、技術、組織を継承する住まいづくりを行う。
・地域の住まいづくりの文化を守る地域社会の構造を保全し、永く住み続けられる住まいづくりを行う。
・歴史が耐久性を実証している室内真壁構造の住まいづくりを行う。

3.風土が支援する住まい手、工務店、専門家をつなげる体制

・出版社である風土社が『チルチンびと「地域主義工務店の会」』を支援し、会員工務店相互の協働や、建築家、専門家、学者による工務店への知識の提供・技術支援を行う体制を整える。
「チルチンびと」が正しい住まいの情報のみならず林業、工芸、保育、医療、食など住まいや生活に関する様々な分野の情報について発信することで、予備軍も含めた多くの住まい手に当組織の理念と実践の情報を発信する。
・工務店の会や誌面を通して多くの住まい手、工務店、建築家、学者や専門家との双方向的なやり取りを引き起こし、住まいや生活に関する多様な運動を促す。

該当部門に関する提案の概要

  1. 住む人とつくる人の健康を害さない建材の使用
    ・住まい手はもちろん、家をつくる人の健康を守り、永く住み続けられる家づくりを行う。
    ・建材の安全性を確認し、独自の格付けを行った安全な建材を使用する。
    ・つくり手の健康も守るため、科学的な有害の実証がない場合でも職人の健康を害する恐れのある建材については使用しない。

  2. 環境負荷が低く、土に還る素材の使用
    ・産地の明らかな地域の材料や自然素材を多用し、住まい手、つくり手のみならず地球や地域の環境に優しい家づくりを行う。

  3. 地域材を中心とした国産材の活用
    ・地域材(国産材)を使用することで生産、流通履歴が明らかで安全な材料を使用する。
    ・輸送エネルギーを最小限にとどめ、地域の山の保全、林業や地域経済の活性化、地域文化・技術・職能の保全を推進する。

  4. 材料の格付けの実践と公開
    ・使う材料すべての安全性を確保、保障するため自主基準を設け4段階にランク付けし準推奨品以上のみを使用する。
    ・施主の要望に応じて、使用材料についての情報をすべて公開する。

  5. 使用する建材すべての履歴の明確化
    ・使用する建材のMSDSやトレーサビリティーを明らかにする。
    ・住まい手の安全と環境保護のために使用する材料の生産者が明らかな、「安心」「安全」「健康」を提供する住まいをつくる。
    ・MSDSや生産者から明らかにした情報を「格付け」とともに材料ごとに整理して会員社に提供する。

  6. 建材のデータベース化と住まい手への公開
    ・使用が認められた建材はデータベースにストックされていき、会員工務店の以後の家づくりおよび、住まい手への情報公開に役立てる。

  7. 「ヒルチンびと仕様の家」の設計・施工の実践
    ・格付けをした建材から使用する建材を選定し、施主に「安全」「安心」「健康」を説明しながら計画を検討する。
    ・設計後、申請書を地域主義工務店の会に提出し承認を得る。

  8. 52種類の化学物質の測定による安全性の検証
    ・実際に住む段階での「室内空気」が安全かを明らかにする。
    ・厚生労働省による室内濃度指針値が示されている13物質に加え測定計測できる39種類を加えた現在日本で測定評価が可能な52物質の濃度を明らかにする。