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郡山市 H様邸

徹底レポート(ふくしま家づくりの本2009年版)

通風で涼を、自然素材でぬくもりを~自然素材の優しさが家族の気持ちも温まる二階建て、二世帯住宅~

★生活スタイルもリズムも違う2つの家族が選んだフォルム

広々とした敷地に建つ、装いの異なる2棟の家。1棟は定年後の生活を楽しむためのHさんご夫妻の住まい。そしてアースカラーの個性的な隣家は息子さんご一家が暮らす住まい。
まったく別棟に見えるでしょう。でも、扉一枚で家の中から行き来できるんですよ」とHさん。
ひとつ屋根の下で親世帯天子世帯が空間を住み分ける一般的な二世帯住宅ではなく、H邸はそれそれの世帯の独立した家屋を一辺の外壁でつなげる造りになっている。
「お互い生活のリズムがずいぶんと違いますから、私達が別棟を希望したんですよ」と Hさんご夫妻。「つまり『増子建築工業』さんは2家族分の要望を開かなくちやいけなかったわけです(笑)」。
しかし実は Hさんご夫妻が最初に新築の話を持ち込んだのは同社ではなかった。
「以前住んでいた地区26年の家は、夏は蒸し暑く、冬は寒くて結露がひどかったんです。
だから私達は初めから『機密性の高い、暖かい家』が希望でした。それで高断熱・高気密をうたう住宅メーカーさんを追いかけていたんです。
なのに増子さんとお付き合いすることになつたのは、シックハウス症候群の心配がないムク材の家を探していた息子たちが、同社の『築き~きずき~』展示場を見に出かけて一目惚れしてしまつたから。
頭のなかには すでに「快適な家=高断熱・高気密の家」という図式が出来上かつていたので 高断熱だけれど「湿潤な日本の気候風土を考慮して通気性の良い家づくりを提案している」という同社で、私達の希望が果たして実現するのかと思っていました」。

★猛暑の夏は冷房知らず 冬は薪ストーブ一台で過ごす

ムク材や珪藻土、瓦など徹底して自然素材にこだわり、日本古来の在来工法を貫く同社。内装建具類に至るまで自社の大工職人が手がけるため、住む人の想いに柔軟に対応できる。
H邸もこれに違わず、木の温もりにあふれた空間が特長だ。
二枚引き戸の玄関をあけると美しい木目の扉を持つシューズクロークが目に飛び込んでくる。
吹き抜けリビングには、構造体そのままの福島県産杉ムク材の梁、さらに八寸もの大黒柱、そして福島県産ムク材のフローリングが落ち着きのある空間を創る。
さらに珪藻土壁が窓からの自然光を優しく受けとめ、居心地の良さをアップしてくれる。リビングの片隅には薪ストーブ。「この一台で、冬の暖房を全てまかなうつもりです」とYさんご夫妻。夏の猛暑はどうだつたのか聞くと、「家中を風が通って涼しく、エアコンを購入しないまま過ごせました」とすぐに満面の笑みをくれた。

ご夫妻の親戚や友人を迎えるための和のゲストル一ムは2階に設けた。
ムク材をふんだんに使用した伝統的な雰囲気のなかにも、縁なしの琉球畳を採用することで、洗練されたおもてなし空間に。

二皆和室は奥様専用のベツドル一ム。壁側にはドレツサ一やタンスか入る押入れ収納があるため、居住空間はゆつたり。障子の向こう側にはワイドなウツドデツキか縁側風に設けられている。「お天気のいい日は、お布団をお部屋からそのまま出してたつぷり干せて便利なの」と奥様。

★家族一人ひとりの想いに 小間屋かにこたえる自由性と柔軟性

H邸は、この吹き抜けリビングと続きのダイニングキッチンを中心に、ご夫妻それそれの部屋と来客用の和室を配した。各室の窓を開け放てば、家中がひとつの空間になる。
代々続いた以前の家の物はほとんど処分しての引越しとなつたが、同社の提案で前邸の古い柱や瓦を活かした9帖の納屋が敷地内に設けられた。
また仏壇をはじめ、お母様愛用のタンスなど思い入れの深い家具類についても、置く場所を想定して設計された。
そのため家具類はすつきりと各所に納まり、収納物が居住空間を圧迫せず、抜けの良い空間が実現。さらに着工後、毎日現場に足を運んだYさんだが「仕切りの高さなどちょっとした要望も、大工さんが現場で調整してくれました」と振り返る。

★自然素材に包まれた家なら 心温まる毎日が待っている

「引越した直後は、他人の家にいるようでしばらくは落ち着かないだろう」と覚悟していたのに、まるで昔から住んでいるみたいなの」と奥様が満足気に我が家を見渡した。
一方、ご主人は天井空間の梁を指差し、「梁の両端にスピーカーを付けて、リビングのソファでコレクションしたレコードを聴きたい」と憧れを語る。
傍らでは下校後のお孫さんがにこやかに時を過ごしている。
「暖かい家づくり」を目指したご夫妻だが、自然素材にあふれたこの二世帯住宅は、家族の心までも温めてくれることになったようだ。

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