ブログ
こんにちは。
新緑の緑がまぶしい季節になってきましたね。
そろそろ新生活も少し落ち着いてきたころでしょうか^^?
さて、最近SNSや建築実例でもよく目にする「シューズクローク 」についてお話したいと思います。
靴だけでなく、ベビーカーやアウトドアグッズ、コートや傘なども収納できるので、玄関周りがすっきりします。
わが家でも取り入れてみたいと検討した方も多いのではないでしょうか?
でも、わりと大きなスペースを取るので失敗談もちらほら見かけます。
せっかくなら、注意点も知って上手に取り入れたいですね。
そこで、今回はシューズクロークについて詳しくお伝えします!
つけるかつけないか迷った時の考え方や、臭いや湿気対策など上手な管理方法もあわせてご紹介します。
シューズクロークが気になっている方は、ぜひ読んでみてくださいね!
▼目次
・シューズクロークとは?
・シューズクロークには4つのタイプがある
・つける?つけない?シューズクロークをおすすめする家とは?
・臭いや湿気はどうする?上手な管理方法
・まとめ
シューズクロークとは?
シューズクロークとは、土足のまま入れる収納スペースのこと。
玄関に隣接して設けます。
名前に「シューズ」と付いてはいますが、靴以外のものが収納の中心。
例えば、次のようなものが挙げられます。
・コートや上着類
・傘
・ベビーカーや子供の自転車
・スポーツ用品
・アウトドアグッズ
・資源ごみ
・水やお酒などのストック
外に出しっぱなしは心配だけど家の中には置きにくい、外の物置に収納すると使いにくい、そんなアイテムを便利に収納できるのがシューズクロークの魅力です。
シューズクロークがあると、玄関もリビングもすっきり片付くのもメリットですね。
シューズクロークには4つのタイプがある
シューズクロークは、通り抜けできる動線かどうか、その出入り口にドアがあるかどうかで4つのタイプに分けられます。
それぞれの特徴を知ると、どのタイプがわが家に合うか判断しやすくなります。
通り抜けできない:ウォークイン
出入口がひとつで、通り抜けできないのが「ウォークイン」タイプ。
玄関から出入りできる、独立した小部屋のスタイルです。
通り抜けしないので、動線をそれほど考慮する必要がなくどんな間取りでも設置しやすいのが特徴です。
通路に使う部分が少ないので、同じ広さならウォークスルータイプより収納量が多いのがポイント。
靴以外に収納したいものが多い方におすすめです。
通り抜けできる:ウォークスルー
シューズクロークに出入口が2つあって、通り抜けができるタイプです。
家族用の通路とお客様用の通路を分けられるのが特徴で、靴を脱ぎっぱなしにしても気になりません。
通り抜けするために、ウォークインタイプよりも広さや丁寧な動線計画が求められます。
靴を履いたままでもシューズクロークに荷物を出し入れすることもできるので、機能性や家事動線を重視する方におすすめです。
ドアあり:クローズタイプ
シューズクロークの出入り口にドアを設けるタイプです。
ドアを閉めていれば、玄関がすっきり。中が見えないので、来客時もあわてませんね。
来客が多いご家庭や、収納内部に棚をたくさんつける場合におすすめです。
ドアのタイプによって、使い勝手が少し変わってきます。
便利なのは、引き戸タイプ。開けっぱなしでも動線にあまり影響なく、荷物も出し入れしやすいです。
開き戸やクローゼットのような折れ戸は、開けっぱなしのままでは動線をじゃましたり荷物の出し入れがしづらかったりすることがあります。
ドアなし:オープンタイプ
出入り口にドアをつけないタイプは、オープンタイプと呼ばれます。
出入りや荷物の出し入れがしやすいのが、便利ですね。
ウォークスルータイプでは、玄関側か室内側の片方だけをオープンとすることも多いです。
来客がそれほど多くない、靴以外の荷物の出し入れが多いといったご家庭でおすすめです。
玄関から中が見えるのが気になる場合、目隠しのカーテンやのれんなどを付けることで対策できます。
つける?つけない?シューズクロークをおすすめするお家とは?
床面積に限りがあるので、シューズクロークを付けるかどうか悩む場合も結構あります。
ライフスタイルによっては、ウォークインではない一般の収納の方が使いやすいこともあり得るからです。
シューズクロークをおすすめしたいのは、次のようなライフスタイルのご家庭です。
家族の人数が多い
扉をいちいち開けなくても、収納されたものがパッとひと目で分かるのはシューズクロークのメリットです。
収納するものが多くなりがちな大人数のご家庭には、使いやすいと思います。
乳幼児がいる
砂場道具や三輪車、ベビーカーなど外で使う子どものためのアイテムは意外と多いですよね。
汚れていてもそのまま置いておけるシューズクロークがあれば、気にせずに収納できるのでとても便利です。
アウトドア、スポーツの趣味がある
キャンプや登山などのアウトドアグッズや、野球やサッカーなどの道具を収納するのにもシューズクロークが活躍します。
汚れたものや大きくて場所を取るものなど、玄関でサッと収納できるのは助かります。
ネットショッピングや宅配食材をよく利用する
ネットショッピングや宅配食材の利用が多いと、段ボールや配送ボックスの一時置き場に困りませんか?
シューズクロークは、ちょっとした仮置き場にも活用できます。
逆に、ライフスタイルによってはシューズクロークが合わないこともあります。
シューズクロークがあまり活用できないのは、次のような場合です。
玄関に取れる面積があまり大きくない
シューズクロークは、最小限の広さでも1畳ほどから作ります。
ウォークスルーにするなら、1.5畳は欲しいところ。
そのため、1階の床面積にある程度の余裕がある方が使いやすく設計することができます。
もし、広さや動線に余裕が取れそうにないなら、ウォークインではないタイプの一般的な収納の方が使いやすくなる場合もあります。
靴以外に収納するものがあまりない
シューズクロークに収納しておくと便利なものは、外で使うもので出し入れしやすい場所に置いておきたいもの。
そのため、靴以外には収納するものがないという方は、あえてシューズクロークにしなくてもいいかもしれません。
臭いや湿気はどうする?上手な管理方法
外で使う物を収納しておくので、臭いや湿気が気になります。
設計時からその対策も意識しておきましょう。
換気できる間取りにする
常に空気が動くような間取りにしておくのが、臭いや湿気対策に有効です。
普段はシューズクロークのドアを開けっぱなしにしておいたり、換気用の小窓を設けたりしておくといいですね。
除湿効果のある仕上げ材を使う
エコカラットや珪藻土、漆喰など調湿・除湿効果のある仕上げ材を採用するのもいいですね。
シューズクロークの壁面積はコンパクトなので、費用の差額はそれほど生じません。
シューズクロークの中で、濡れた上着などを乾かすことを考えているなら、除湿機などのためのコンセントを設けておくのも良いでしょう。
濡れた物を置かない
小さなスペースなので、傘やレインブーツなど濡れた物を置くとすぐに湿気がたまります。
できるだけ外で乾かして収納するなど、濡れた物を持ち込まない使い方も大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
新築では7〜8割程度の方がシューズクロークを導入していると思いますが、その使い方は家族によって意外と違います。
本当に使いやすいシューズクロークにするには、収納するものの種類や量、他の収納スペースとのバランスなどをよく考え、動線も含めた間取り計画が大切です。
せっかくなら、ライフスタイルに合った使いやすいシューズクロークを作りましょう!