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こんにちは!
7月ももう最後の週となりましたね。
時が過ぎるのが早い〜!
夏をしっかり楽しみたいですね。
さて、夏とともにやってくるのが台風や豪雨の心配。
そんな時に気になるのは「災害への備え」ですね。
最近の災害は長期化する傾向もあるため、早めの避難とともに、自宅で無理なく避難生活ができるようにしておくことも大切です。
そこで今日は、できるだけ安心して暮らすための「備え」をテーマにお伝えします。
これから家づくりをされる方は、ぜひ取り入れてみてくださいね。
▼目次
住まいでできる備えは2種類!「強い建物」と「自宅避難」
地震や水害に対して自宅でできる備えは、2種類あります。
1:強い建物にする
2:自宅避難できるようにする
1つ目の備えは、もし災害が起きても家そのものが被害に遭わないよう「強い建物」にすることです。
建物が倒壊したり流されたりしないことはもちろん、家具が倒れてケガをすることもないような構造や強さにする、ということですね。
そして2つ目の備えは、電気や水などライフラインが復旧するまで、自宅で避難生活を送れるような体制にすること、さらに修理すればまた同じ家に住み続けられる家にしておく、ということです。
具体的にどうすればいいのか、詳しくお伝えしていきますね。
施工事例:自然素材に包まれたお気に入り空間
土地の災害リスクを調べる
土地から探して家を建てる場合は、その土地の災害リスクをしっかり調べましょう。
そもそも災害リスクが少ない土地なら、それほど多くの備えをしなくても不安なく暮らせます。
土砂災害、洪水、高潮、津波などのリスクは、特に調べておきたい情報です。
国土交通省のハザードマップポータルサイトや、自治体のホームページなどで、簡単に調べることができます。
<土地の災害リスク 情報サイト>
■ハザードマップポータルサイト
洪水、土砂災害、高潮、津波
(国土交通省)
■地盤サポートマップ
地盤の強さ、航空写真の変遷など
(ジャパンホームシールド株式会社)
■地震ハザードステーション
地震の可能性
(防災科学技術研究所)
耐震性を確保、水害への備えをする
建物の構造やつくりは、災害を想定した強さを確保して検討したいですね。
地震への備えは、耐震性の高い建物にすることです。
耐震性を表す耐震等級は1〜3があり、3が最も耐震性が高い建物です。
耐震等級1でも建築基準法の基準を満たしてはいますが、地震のリスクがある土地なら耐震等級2、できれば等級3が望ましいでしょう。
また、水害のリスクがある土地なら、敷地のかさ上げや、基礎を高くする対策が有効です。
家具が倒れないようにする
大きな災害では、倒れてきた家具でケガをしたり、散乱した家具や食器で外へ避難できなかったりしたケースが報告されていますよね。
寝室には背の高い家具を置かない、食器棚は扉が開かないようにするなどの対策をしておきましょう。
置き家具ではなく、造り付けの家具を選ぶ方法もあります。
施工事例:京町家風コの字の住まい
ライフラインを想定した設備、アイテム
大きな災害では、電気、水、ガスのライフラインが途絶える被害も起きてしまいます。
ライフラインが復旧するまでいかに乗り切るかを考え、日常的にも使える設備や生活用品を持っておくと安心です。
これまでの災害を見ると、復旧が早いのは、電気、水、都市ガスの順だそうです。
電気が一番に復旧しやすいということですよね。
キッチンはガスという家庭でも、IHの卓上コンロやケトルを持っておけば、電気が復旧したあと簡単な料理ができます。
他に、電気でお湯を沸かすエコキュートは、いざというときに中の水を生活用水として使うことができます。
冬場の災害なら、薪ストーブも頼りになります。
また、省エネ性が注目される太陽光発電は、災害時に役立つことが導入のきっかけとなる方もいらっしゃいます。
施工事例:かっこいい和モダンの家
水や食料の備え
数日間を過ごせるような、水や食料も確保しておきたいですね。
今は、軽くて長持ちする非常用の食料なども充実していますが、少し高価なのが気になるところ。
こうしたアイテムは、非常用持ち出し袋に入れるために活用しましょう。
自宅での避難生活には、缶詰やレトルト食品など普段でも使えるものを多めに用意するローリングストックで対応しておけば良いでしょう。
パントリーやシューズクローゼットなど、出し入れしやすい備蓄スペースがあると便利ですね。
施工事例:木の香りに包まれる家
まとめ:災害への備えは、優先順位をつけて導入を
安心して暮らすには、災害に耐えられる強い家を作り、自宅で避難生活を送れるように備えが大切です。
もちろん、防災への観点だけで家づくりをするわけではないので、優先順位をつけて導入していきたいですね。