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平屋を建てるなら知っておきたい、デメリット解消方法

こんにちは。

記録的な大雨で、眠れない夜でしたね。

雨のピークは超えたようですが、まだ警報が出ているエリアもあります。

大きな災害にならないことを祈りつつ、気をつけて過ごしたいと思います。

 

 

さて、今日は平屋をテーマにお話しします。

暮らしやすく、将来にわたって負担の少ない平家は、最近人気が出てきています。

しかし、もちろんメリットだけではないですよね。

「でも、2階建てより、費用がかかるのでは?」

「広い土地でないと、建てられないのでは?」

こんなふうに、デメリットが気になってあきらめているというお声もよく伺います。

 

そこで今日は、平屋のメリットを生かしつつ、デメリットも解消する工夫をお伝えします。

初めから分かっていれば気にならないこともありますので、ぜひメリットもデメリットも知って、理想の平屋を実現しましょう。

 

▼目次

・平屋のメリットとは?

・平屋のデメリットは?

・平屋のデメリットを解消する工夫

・まとめ

 

 

 

平屋のメリットとは?

 

平屋が支持されるのは、ワンフロアで生活が完結する「暮らしやすさ」があるからです。

どんなメリットがあるのか、具体的にお伝えしていきますね。

 

施工事例:トップライトがあるフラットハウス

 

 

・階段がなく、年齢を重ねても暮らしやすい

平屋の住まいには、当たり前ですが階段がありません。

掃除機を持って階段を上ったり、洗濯物を干すために2階のベランダに行ったりする必要がなく、家事動線も生活動線もシンプル。

 

ワンフロアにまとまった生活は負担が少なく、年齢を重ねても暮らしやすいのが大きなメリットです。

 

 

・開放的な空間を作りやすい

 

平屋の住まいは2階を支える必要がないため、構造的に自由度が高いのが特徴です。

例えば、勾配天井で高さのある空間にしたり、大きな窓をたくさん取ったりすることができます。

 

また、どの部屋も屋外に近いので、ウッドデッキから庭へつながるような、外の自然を感じる空間を提案しやすいのも魅力です。

 

 

・家族の気配を感じやすい間取りになる

生活空間がワンフロアにまとまっているため、家族と顔を会わせる機会は必然的に多くなります。

自然と会話ができ、家族のコミュニケーションも取りやすいのが平屋の特徴です。

 

 

・屋根や壁のメンテナンス費用が、抑えられる

2階がないため、屋根や外壁のメンテナンス時に「足場」を設置する必要がありません。

足場の設置には大きな費用がかかりますので、平屋なら、将来のメンテナンス費用を抑えることができます。

 

 

 

平屋のデメリットは?

 

さて、気になるデメリットはどんなところでしょうか。

 

施工事例:トップライトがあるフラットハウス

 

・広い土地が必要

平屋では1階の延床面積が広くなるため、ある程度の広さの土地が必要です。

そのため、エリアによっては土地の費用が高くなる可能性があります。

土地の価格によっては、平屋は難しいケースも出てきますよね。

資金計画で土地にかけられる費用を計算しながら、検討していきたいところです。

 

 

・2階建てより費用が割高になりやすい

2階建てと同じ床面積で平屋を建てる場合、1階の床面積が2倍になります。基礎や屋根も2倍になるわけですが、基礎や屋根はコストがかかります。

そのため、坪単価で計算すると、平屋の方が割高になりがちです。

 

ただし、同じ3LDKの間取りだとすると、階段がなく廊下が少ない平屋の方が、床面積は小さくなります。

総額では抑えられる場合もあることを知っておきましょう。

 

 

・日当たりや風通しが悪くなりやすい

日当たりや風通しについても、注意が必要です。

間取りによっては建物の中心部分に光が届きにくい、階段や吹き抜けを使った風通しが期待できないという問題が起きる可能性があります。

 

敷地の周囲にある建物が高い場合は、そもそも1階部分の日当たりが確保しづらいこともありますね。

 

 

・プライバシーや防犯面に不安がある

外の自然を取り込みやすい平屋ですが、裏を返せば外から侵入しやすいということ。プライバシーや防犯面で心配が出てきます。

窓や出入り口の位置、窓の大きさなどをよく検討する必要があります。

 

 

 

平屋のデメリットを解消する工夫

 

せっかく建てるなら、平屋のメリットを生かしつつデメリットを解消した計画にしたいですよね。

そこで、デメリットを解消する工夫をいくつかご紹介します。

 

 

・ロフトスペースを活用する

よくご提案するのが、一部に2階やロフトを設けた「半平屋」の計画です。

勾配屋根や高さのある天井など開放感ある間取りにしつつ、2階やロフトを少しプラスすることで床面積を確保することができます。

2階やロフトは子ども部屋や納戸などの用途にすれば、将来は1階だけで暮らしが完結します。

 

施工事例:トップライトがあるフラットハウス

 

・コンパクトな間取りで、総額を抑える

土地の予算配分が高くなるため、建物に使える予算が限られてきます。建物のコストを下げるのに最も有効なのは、床面積をできるだけ小さくすること。

 

そのため、できるだけコンパクトな間取りになるように工夫します。

家族が使うリビングやダイニングを中心に個室を小さくしたり、床下や小屋裏の収納スペースを活用して床面積を減らしたりすることができます。

デッドスペースをうまく活用することで、面積を抑えられます。

 

施工事例:自然素材に包まれたお気に入り空間

 

 

・ロの字やコの字の間取りで、日当たりや風通しを確保

日当たりや風通し、プライバシーの問題は、平面計画の工夫で解消できます。

ロの字やコの字の間取りにして、中庭などを設けると、どの部屋にもしっかり光を取り込み風も抜けやすくなります。

しかも、外部からの視線をカットしプライバシーや防犯面の問題もクリアしやすくなります。

 

施工事例:自然素材に包まれたお気に入り空間

 

 

 

 

まとめ

 

ワンフロアに生活空間がまとまった平屋は、負担のない暮らしが実現しやすいのが一番のメリットです。

庭の自然を身近に感じながら、開放的な空間を作ることもできますね。

土地の広さがある程度必要にはなりますが、一部を2階にする半平屋の作り方や間取りを工夫することで、デメリットを解消することもできます。

費用がかかるからと諦める前に、ぜひご相談くださいね!

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