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無垢フローリングの種類とは?メリットデメリットもご紹介

こんにちは!

だんだんと日が短くなって、秋の訪れを感じています。

昼間はまだ暑いものの、8月とはやっぱり違いますね〜。

 

さて今日は、床材についてのお話です。

フローリングを選ぶ時、「無垢」にするかどうかで迷われる方が多いです。

気になるポイントは、お手入れの手間とコストですよね。

でも、天然の木を使ったフローリングには、いくつか種類があるんです。

お手入れのしやすさや価格にも幅があるので、無垢フローリングに興味がある方は、この記事でチェックしてみてください!

 

▼目次

フローリングには4つの種類がある

フローリングの種類別の特徴

(1)無垢フローリング(単層)の特徴

(2)挽き板フローリングの特徴

(3)突き板フローリングの特徴

(4)プリントシートフローリングの特徴

まとめ: 暮らし方や価値観に合わせて、フローリングを選ぼう!

 

 

 

フローリングには4つの種類がある

 

フローリングには、素材の使い方によって4つの種類があります。

まず、チェックしたいのが「断面」です。

左側:単層フローリング

右側:複合フローリング

 

無垢の木を床の厚みに切り出した一枚板でできているのが、単層フローリング。

 

複合フローリングとは、合板を重ねた基盤のいちばん表面だけに無垢の板を貼り付けたもの。その表面の板の種類によって、さらに2つに分かれます。

 

・挽き板フローリング:2〜4mmの厚さに切り出した天然木

・突き板フローリング:0.3〜1mmの薄く削り出した天然木

 

つまり、無垢フローリングの種類は、次の3つになるわけですね。

 

(1)無垢フローリング(単層)

(2)挽き板フローリング

(3)突き板フローリング

 

それぞれの特徴を簡単にご紹介します。

施工事例:トップライトがあるフラットハウス

 

 

 

フローリングの種類別の特徴

 

(1)無垢フローリング(単層)の特徴

 

施工事例:セカンドキッチンのある家

 

・木の心地よさ

裸足で歩いた時の感触が心地よいのは、無垢フローリングです。

調湿作用もあり、室内の空気を快適に保ってくれる効果も期待できます。

 

 

・経年変化を楽しめ、傷も補修可能

年月とともに、色や艶も美しく変化します。

傷がついたら、やすりで削る、水分を含ませてアイロンで熱を加えるなど、簡単なひと手間で補修できます。

 

 

・自然素材の扱いにくさ

デメリットと感じる人が多いのは、自然素材だからこその「扱いの難しさ」です。

気温や湿度で伸縮するため、反ったりすき間ができたりすることがあります。質のよい材料を選び、木の性質を見極めて施工する技術力が求められます。

 

 

・幅広い価格帯がある

無垢フローリングは高いと言われますが、樹種やサイズ、節の有無などにより、価格にも幅があります。

節の少ないものはリビングへ、多いものは寝室へなど、使い分けもひとつの方法です。

 

こうしたデメリット部分も「味わい」と捉えられるおおらかな気持ちが、住まい手にも求められる材料です。

 

施工事例:かっこいい和モダンの家

 

 

(2)挽き板フローリングの特徴

 

・無垢の質感を楽しめる

表面の無垢材は2〜4mmの厚さなので、見た目や質感は無垢フローリングとほとんど変わりません。味わいのある経年変化も、楽しめます。

 

 

・伸縮がほぼない

基板は合板なので、反ったりすき間ができたりというトラブルはあまり起きにくく、施工にそれほどの専門性も必要としません。

 

 

・傷の修復が可能

厚みが2mmあれば、少々の傷は無垢フローリング同様に補修することができます。

 

 

・手頃な価格帯

一般的な無垢フローリングより、価格を抑えられるのも特徴です。

無垢の質感は好きだけど、反りやすき間ができるのは嫌だというお客様には、メリットがあるかもしれません。

 

 

(3)突き板フローリングの特徴

突き板とは、木材を薄く削り出してシート状に加工したものです。

これを、合板の基板に張り合わせたのが、突き板フローリングです。

 

・無垢フローリングと同様の見た目

薄くても天然木なので、見た目は無垢フローリングとほとんど変わりません。

 

 

・伸縮はほぼない

複合フローリングなので、伸縮による反りやすき間はほとんどありません。

 

 

・傷の補修はしにくい

1mm以下の厚みでは、傷がついたら下の合板が見えてしまい、補修はしづらくなります。

傷を予防する塗装してある場合がほとんど。そのおかげで耐水性や耐久性は高くなりますが、無垢の質感は感じにくくなります。

 

 

・リーズナブル

価格は、無垢や挽き板に比べて、ぐっと抑えることができます。

 

無垢材のお手入れに抵抗がある、床材にそれほどこだわりがなく予算を抑えたいが、シートプリントほどチープにはしたくない、という場合に適した材料です。

 

施工事例:京町家風コの字の住まい

 

 

 

まとめ: 暮らし方や価値観に合わせて、フローリングを選ぼう!

 

無垢の木を使ったフローリングには種類があり、挽き板や突き板なら無垢のデメリットを軽減できることもお伝えしました。

無垢の心地よさを気に入って無垢フローリングを採用しても、住み始めると予想以上の反りやお手入れの手間が苦痛になってしまう場合もあります。

特徴をよく知って、ご家族の暮らし方や価値観に合わせて、選んでみてくださいね!

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