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今日のブログでは、キッチンのコンロを「ガスとIHのどちらにするか」というテーマについてお伝えします。
ガスとIHは「どちらがいい」ということではなく、環境や好みに合わせて選ぶことが大切です。オール電化の住まいならIH、お料理好きで火力重視ならガス、という感じで選んでいきます。納得して選ぶには、ガスコンロ、IHクッキングヒーターそれぞれの特徴を知っておくといいですね。
そこで、ガスとIHについてメリットデメリットも含めて比較し、ご紹介します!
▼目次
・まとめ
ガスコンロのメリット
賃貸住宅では、ガスコンロを使っていた方も多いせいか、馴染みのある加熱方式です。まずはメリットから見ていきましょう。
施工事例:小窓で繋がる家
火を見ながら直感的に調理できる
ガスコンロの特徴は、火が見えること。火の大きさを見て火力調整できるため、直感的に料理ができるのが大きなメリットです。
熱源から離しても加熱できるため、フライパンをあおったり、海苔を炙ったりする調理ができるのも魅力。火力が強く、炒める・焼くといった調理に強い点が、お料理好きの方に支持されています。
調理器具を選ばない
ガスコンロは、鉄、ステンレス、ホーロー、土鍋などほとんどの素材の調理器具に対応しています。そのため、鍋やフライパンを買い換えることなく、慣れた調理器具を使い続けられる点がメリットです。
特に、IHに対応した土鍋は少ないため、土鍋で鍋料理や炊飯をしたいとガスを選ぶ方もいらっしゃいます。
停電時でも使える
災害が増えている近年は、万が一停電してしまった時の事も気にかかります。ガスコンロは、着火に乾電池を使っているものが多いので、停電中でも使えます。普段通りの調理ができれば、急な停電や災害でも安心感があります。
ガスコンロのデメリット
ガスコンロのデメリットとしては、安全性や清掃性の心配が挙げられます。ただ、最近はこうしたデメリットに配慮された製品も多く出回っています。
施工事例:温もり溢れるカントリー調の家
火災の心配がある
火を使うため、コンロの周りにあるものや袖口に火が移り、火災になってしまう危険性はどうしても高くなります。
しかし、新しい製品には全て安全装置が付いており、消し忘れなどのうっかりミスが原因の事故は減ってきています。
調理中、暑くなりやすい
火を使って調理するので、キッチンが暑くなりやすい点はデメリットです。冬場はともかく、夏場の暑さが気になる方も多いかもしれません。エアコンの位置やパワーを検討し、キッチンの暑さ対策をしておくことが必要です。
お手入れが大変
ガスコンロのデメリットとして挙げられるのは、お掃除のしにくさです。
天板は、IHと同じくガラスのフラットなものが選べるので、表面はさっとひと拭きできれいにできます。しかし、五徳はどうしても焦げや汚れがつきやすく、こまめなお手入れが欠かせません。
IHクッキングヒーターのメリット
IHクッキングヒーターは、磁力で鍋やフライパンなどの調理器具を加熱して調理する仕組みです。直接火を使わないため、安全性や清掃性にメリットがあります。
施工事例:家族の気配を感じる家
安全性が高く、快適に利用できる
火を使わないため、衣類に引火するといった心配を避けやすく、火災の危険性が低いことがメリットです。
また、調理器具を加熱する仕組みなので、コンロの周りにほとんど熱が逃げません。そのため、周囲が暑くなりにくく、夏場のキッチンでも快適に過ごせます。
お手入れがしやすい
天板がフラットで五徳もないIHは、簡単にお手入れができる点もメリットです。油ハネや噴きこぼれがあっても、さっと拭くだけできれいに。清潔に保ちやすいので、キッチン掃除がストレスにならないという声もよく耳にします。
省エネ性が高い
IHは熱効率が約90%と高く、ガスコンロに比べて無駄なく加熱できます。ガスコンロのように熱が逃げないので、お湯を沸かす場合も、短い時間で沸騰させることができます。
熱効率が良く加熱時間が短いIHは、時短や省エネにつながる熱源と言えます。
IHクッキングヒーターのデメリット
デメリットについても、見ていきましょう。
施工事例:トップライトがあるフラットハウス
直感的な火加減が難しい
IHでは、火力調整ボタンで火加減をします。ガスコンロと違って火を見て火力を調整するわけではないため、慣れるまでは難しく感じる方もいらっしゃいます。また、鍋を振って炒めたり火で炙ったりする調理はできないので、物足りなく感じる場合も。
一方で、茹でる、煮る調理は得意分野。また、鍋を揺すって炒める方法ならうまく仕上がります。熱源の特徴に合わせて調理することも大切なポイントです。
使える調理器具に制限がある
調理器具に制限がある点は、デメリットです。以前はガスコンロだった場合、IHに対応したものに買い替えないといけないこともあります。
使用できる素材としては、鉄やステンレスはOKですが、アルミや土鍋は使えません。手持ちの調理器具がIH対応可能かどうか、確認してみましょう。
停電時には使用できない
IHは、電気を使用するため停電時には使用できません。災害の多いエリアでは、停電時に備えてカセットコンロを常備するなどの対策をしておくと、安心です。
まとめ
ガスコンロとIHには、それぞれにメリットとデメリットがあります。デメリットとして挙げたことも、導入前に知っていれば問題ないことばかりです。
持っている調理器具や、お料理へのこだわりなどに合わせて、どちらのコンロを選ぶか考えてみましょう。