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こんにちは。
間取りの相談で、ここ数年増えてきたのが「在宅ワーク用のパソコンスペース」についての希望です。
お仕事の内容や使う頻度によって、おすすめの場所は違ってきます。
そこで今日は、さまざまな事例を見ながら、パソコンスペースの作り方についてお伝えしてきたいと思います。
▼目次
・まとめ
パソコンスペースに必要なものは何?
パソコンスペースを作るために必要なものは、次の通りです。デスクや電源はすぐにイメージできますが、照明や収納は忘れがちなポイント。注意点もまとめておきますね。
デスク
まずは、作業するためのデスクがいりますね。
使いやすさに影響するのは、デスクの奥行きと幅です。
ノートパソコンなら、奥行き45cm〜50cmくらいで大丈夫です。幅は60cmが最小限の幅で、ゆったりするなら80cmくらいが目安です。
モニタも置くなら、奥行きは55cmから60cmくらいほしいですね。幅はもう少し余裕を持って90cm以上あると便利です。
もちろん、2人並んで作業するなら、幅を広げていきましょう。
電源
パソコンやスマホの充電に必須の電源も、忘れずに設置しましょう。
デスクの下につけると目立ちませんが、コードを通しやすいようにデスクの天板に穴を開けておく方が便利です。
常にパソコンを置きっぱなしにするのではなく、使う時だけコードを抜き差しするなら、電源はデスクの上にある方が使いやすくなります。
コンセントの数が少ないと後悔の元になるので、パソコンだけでなく、周辺機器に必要なコンセントの数もよく数えましょう。
照明
お仕事をするのが昼間でも、室内の照明に背を向けると、ちょっと手元が暗いと感じることがあります。コンパクトなデスクライトを置いたり、目の前の壁に照明をつけたりしておくと安心です。
収納
忘れがちなのが、収納です。
仕事の資料や周辺機器のコードや充電器、文具などを収納する場所は取れそうですか?造作するとスマートですが、コストもかかってしまいます。
デスクの下にワゴンを置いたり、リビングクローゼットに収納したりする方法でも十分なので、収納スペースを検討しておくといいですね。
仕事しやすい!パソコンスペースにおすすめの場所
家の中のどこにパソコンスペースを作ると、仕事がしやすくなるでしょうか。これは、お仕事のやり方や目的によっても変わってきます。
集中したいなら、リビングやキッチンから離れた場所がおすすめです。逆に、子供の宿題をみたり家事をしたりしながら仕事をするなら、リビングやキッチンに近いところがいいでしょう。
それぞれの事例も見ながら、おすすめの場所を探していきましょう。
リビング
リビングは、パソコンスペースを設けることが多い場所です。
大人の仕事だけでなく子供の宿題もできるなど、家族みんなで使えるのがメリット。長時間お仕事するというより、メール返信やネットでの調べ物など、ちょっとした作業をしたい方におすすめです。
施工事例:温もり溢れるカントリー調の家
キッチン
対面キッチンのカウンターや、キッチンバックのカウンターにパソコンスペースを作ることもできます。パントリーの奥に、奥様だけのスペースを作ることもありますね。
家事の合間に作業をする場合や、家族が家にいない昼間に集中して作業をしたいケースなどに向いています。
施工事例:オーダーメイドで思いのままの家
2階ホール
個室を作るほどではないけれど、仕事に集中できる場所がいいとお考えなら、2階のホールがおすすめです。
家族が集まる場所から距離を置いているので、静かな時間を確保しやすいのが魅力。意外と収納スペースなどを取りやすいというメリットもあります。
施工事例:家族の気配を感じる家
個室
集中してお仕事をしたい方や、オンライン会議が多い方なら、やはり個室がいいですね。在宅ワークが多いご家庭では、家族がお互いの気配を気にせずに過ごせるため、ストレスも少なくなるでしょう。
床面積が増える点が気になるかもしれませんが、2畳から3畳程度の最小限の広さでも機能的なパソコンスペースを作ることができます。
施工事例:ずっと居たいキッチンと書斎
寝室
個室が欲しいけれど、床面積が増えるのは困るとお考えでしたら、寝室はどうでしょうか?夜しか使わない部屋なので、リビングやキッチンで過ごす家族とも干渉することなく活用できます。
パソコンやデスクライトの照明が、パートナーの睡眠を邪魔しないように、デスクの向きや位置に注意したいですね。
まとめ
使いやすいパソコンスペースを作るには、デスクのサイズや収納をよく考えることと、お仕事のスタイルにあった設置場所を選ぶことが大切です。
ご自宅で仕事をすることが多い方は、ぜひ一緒にパソコンスペースについても検討しましょう。