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こんにちは。
だんだん寒くなってきて、家の中で過ごすことも増えてきました。
リビングの居心地は、暮らしの快適さを左右するので、
新築する際には、よく検討したいスペースです。
テレワークの普及やおうち時間をもっと楽しみたいという需要が増えたこともあり、最近は家族みんなで過ごす時間はもちろん、家族一人ひとりの時間も大切にしたいという要望をよく耳にします。
つまり、リビングは家族の団らんの場としてだけでなく、それぞれが心地よく過ごせる空間としての役割も求められていると言えるのです。
ここでは、家族みんなが心地よく過ごせるリビングについてお話していきます。ポイントは、広さだけでなく、程よい「距離感」!
ぜひ参考にしてみてくださいね。
▼目次
・まとめ
快適なリビングに大切な「距離感」とは?
近年の住まいは、広々としたLDKや間仕切りの少ない開放的な間取りが人気です。
一般的に、4人家族の平均的なLDKの広さは16〜20帖と言われていますが、リビングはただ広いだけでは居心地は良くなりません。
どれだけ仲の良い家族でも、「自分だけの時間を過ごしたい」「プライベートな空間を確保したい」と思うこともありますよね。
とはいえ、子どもが自分の部屋にこもってしまったり、家族のコミュニケーションが疎かになってしまったりするのは避けたいところ。
そこでリビングに求められるのが、家族が同じ空間にいても、一人ひとりが自分の時間を心地よく過ごすことができる「距離感」なのです。
施工事例:家族の気配を感じる家
リビングに心地よい「距離感」をもたらすアイデア
ここでは、快適なリビングを実現するための心地よい「距離感」をもたらすアイデアをご紹介していきます。
高低差をつくる
ダイニングとリビング、LDとキッチンなど、部屋の間に段差を設けて高低差をつければ、視線をずらすことができます。
そのため、つながった空間をゆるやかに仕切ることができるのです。
また1階と2階の間に中2階を設けるスキップフロアや階段の踊り場を、大人のワークスペースや子どもの学習スペースとして活用するのも◎。
家族の気配を近くに感じながら、家族みんなが思い思いに過ごせます。
施工事例:心地よい距離で繋がる二世帯住宅
死角をつくる
例えば、LDKをL字型の配置にしたり、間仕切り壁を設置したりすることで死角が生まれます。
リビングからの死角にワークスペースや書斎を設ければ「おこもり感」があるため、家族を近くに感じながらも作業に集中できます。
また、死角を収納スペースとすれば、すっきりと片付いたLDKに!
施工事例:温もり溢れるカントリー調の家
吹き抜けを活かす
吹き抜けのあるリビングは、デザイン性や明るさ、開放感をもたらすだけでなく、リビングを中心に室内全体をゆるやかにつなぎます。
吹き抜けの2階部分に子ども部屋を配置しておけば、視線が届かないため子どものプライバシーを確保できるうえ、壁がないので声が届きやすく、子どもはリビングにいる親に気軽に声をかけることが可能です。
親としては、リビングから子ども部屋の気配を感じられるので、思春期になって子どもが自室にいる時間が多くなっても安心感がありますね。
引き戸で区切る
壁で空間を仕切らず、引き戸やパーテーションでゆるやかにゾーニングする方法もあります。
リビングに隣接する部屋の出入り口をふすまや引き戸にすると、個室でもリビングにいる家族の気配が感じられ、程よい距離感を保つことが可能に。引き戸を開ければリビングと一体となった、広い空間として使うこともできます。
また、こちらの事例のように、抜け感のあるパテーションで区切る方法もおすすめです。リビングの奥にあるライブラリースペースが明るくなり、室内のおしゃれ度が上がるなどのメリットもあります。
施工事例:全空間につながる約24畳の広々LDKのびのび子育てが叶う“ファミリーライブラリーのある家
まとめ
家族とのコミュニケーションは大切ですが、自分だけの時間やプライバシーも同じくらい大事。子どもがお年頃になれば、なおさらです。
そんなとき、リビングには家族とのつながりを感じる空間であるとともに、家族との心地よい距離感も求められます。
まずはしっかりと話し合い、リビングでどのように過ごしたいか、リビングに何を求めるのかなどを明確にしましょう。
そのうえで、今回ご紹介したアイデアを参考に、心地よい「距離感」のある快適なリビングを実現してみませんか。