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こんにちは。
今日は、「トイレの数」をテーマにお伝えします。
間取りを作る時や減額調整の時に議論となるのが「2階のトイレはいるかどうか」という問題です。
ある方が便利なのは分かっていますが、本当に使うのか、掃除は手間ではないのか、と考え出すと「1階だけでもいいか」と迷う方も少なくありません。
今日は、迷った時にどう決めればいいか、メリットデメリットも含めてお伝えします!
▼目次
・まとめ
トイレが2つある間取り
まずは、採用される方が多い「トイレ2つ」のメリットとデメリットを見ていきましょう。
施工事例:家族の気配を感じる家
トイレ2つのメリット
1階にも2階にもトイレがあれば、どんな生活スタイルでも不便を感じにくいのがメリットです。
トイレの順番待ちが発生しにくい
朝の支度の時間は、トイレを使うタイミングが重なりやすいものですよね。特に、4人家族以上だと、順番待ちになってしまうケースがよく見られるようです。
早く出て!と取り合いにならないのは、トイレが2つある大きなメリットです。
子ども部屋や寝室からも近い
おやすみと挨拶して2階に上がってもすぐに寝るわけではないですから、寝る前にトイレに行きたくなりますよね。2階にトイレがあれば、すぐに行けるので面倒に感じることはありません。
また、年齢を重ねると就寝中にもトイレに目が覚めることが多くなります。暗い階段を降りる必要がないので、怪我などの心配も少なくなります。
体調不良でも、トイレの使い分けができる
インフルエンザや風邪などで家族が体調を崩すと、家庭内で生活空間を分けて感染が広がらないようにすることがありますよね。
そんな時でも、トイレが2つあれば楽に使い分けができます。
トイレ2つのデメリット
トイレが2つあるのはメリットだけではなく、デメリットに感じることもあります。
掃除する場所が増える
まずは、掃除する場所が増えるということ。
汚れる場所なので、定期的にきれいにしておきたいものですが、2箇所あると負担に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、使用頻度は2階の方が少なめになるもの。両方とも掃除するのは2回に1回くらいでも大丈夫かもしれないですね。
費用がかかる
トイレが増えれば、その分設備費用がかかります。また畳1畳分のスペースが増えるので、それだけ坪単価もアップ。万が一の修理費用も、2つ分かかるかもしれません。
コストが気になる場合は、片方をタンク式のトイレにして少しでも費用を抑えることもできます。
将来、使わない可能性もある
子ども達が家から独立して家族の人数が少なくなると、2階のトイレはほとんど使わないという時期が来るかもしれません。
それでも、子ども達が成長するまでの間は、不便なく使えるように2個設置する方も多いですね。
トイレが1つの間取り
リビングが1階にある一般的な間取りでは、1階にトイレを設置します。
寝室のある2階にはトイレを設けないとすると、どんなメリットデメリットがあるでしょうか。
施工事例:オーダーメイドで思いのままの家
トイレ1つのメリット
掃除する場所が少なくなる
日々の掃除を少しでも楽にしたいという方にとっては、大きなメリットですよね。
汚れやすい場所ですし、掃除道具を毎回2階に持っていく手間もかかりません。
2階の居室を広くできる
トイレの個室は、畳1枚分ほどの広さをとります。2階にトイレを置かないなら、収納スペースにしたり、部屋を広くしたりすることができます。
コンパクトな広さの家なら畳1枚分の広さも貴重ですから、影響は大きいですね。
設置費用を抑えられる
トイレが一つでいいなら、トイレの設置費用も坪単価もそれだけ下がります。
総費用をどこか少しでも減額したい場合には、減額対象になることは多いですね。
施工事例:セカンドキッチンのある家
トイレ1つのデメリット
家族が多いと、順番待ちになることがある
トイレのタイミングが重なってしまうと、後から来た人が待つしかなく、少し不便ですね。学校や仕事に出かける時間が同じご家庭や、トイレが長いタイプの家族がいると、トイレ1つでは順番待ちが出ることが多いようです。
子供部屋や寝室からトイレが遠くなる
2階の居室で過ごす時間が長くなると、1階のトイレを遠く感じるようになってきます。特に、寝る前や就寝中に目覚めてトイレに行くには、暗い階段を降りていかなくてはならないので、年齢を重ねると負担になることも。
階段を降りたらすぐの位置にトイレを設けるなど、工夫をしたいですね。
病気の時、家庭内隔離がしづらい
家族が感染症にかかったときに、トイレが1つだけだと生活空間が分けにくいのが問題になります。それほど頻度が高いわけでないので気にしないという方や、使うたびに消毒するから大丈夫という方もいるので、リスクにどこまで備えるかをよく相談しておくようにしましょう。
まとめ
トイレが2つないとダメなのか1つでも大丈夫なのかは、ご家庭ごとのライフスタイルによるところが大きいもの。
掃除の手間、トイレのタイミングが重なるかどうか、感染症の時のリスクなどを、コストとバランスを見ながら検討し、選んでいきたいですね。