navi

メニューを開く

ブログ

スケルトン階段のデメリットと解決方法

こんにちは。
雪や雨が続きますね。
寒いだけでなく、寒暖差が大きいのも負担になるもの。
住まいを暖かくして、快適に暮らしたいですね。

さて、今日のコラムでは『スケルトン階段』についてお話しをします。
吹き抜け空間に採用したスケルトン階段は、光や風を通し、部屋を開放的に見せてくれます。
でも、実際に採用するとなると、音や寒さ、安全性も気になって、迷ってしまいますよね。

そこで今日は、スケルトン階段のメリットだけでなくデメリットについてもご紹介します。解決法を知っていれば、スケルトン階段のメリットを最大限に生かすこともできますよ。
設計時に気をつけているポイントもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

 

 

目次

スケルトン階段とは

スケルトン階段のメリット

スケルトン階段のデメリットとその解決方法

設置する時の注意点

まとめ

 

 

 

スケルトン階段とは

施工事例:温もり溢れるカントリー調の家

 

スケルトン階段とは、踏板と骨組みだけでできた階段のことを言います。
左右の壁がなく、段と段の間が抜けているのが特徴。「オープン階段」「シースルー階段」「ストリップ階段」とも呼ばれます。

左右の骨組みで支えるタイプのほか、踏板の下に骨組みを1本だけつけるタイプ、骨組みなしで壁から踏板だけが出ているタイプなど、いろいろな構造があります。

施工事例:心弾むスキップフロアのある住まい

 

よく使うのは、リビング階段です。

通常の階段だと手すり部分は壁になりますが、それがないため階段が明るいですね。視線が抜けるので、リビングが広く見えます。

スケルトン階段があるだけで、リビングがおしゃれに見えるのもポイント。印象的なデザインは、インテリアのアクセントにもなります。

 

 

 

スケルトン階段のメリット

スケルトン階段のメリットとしては、次の4つが挙げられます。

施工事例:吹き抜けと天窓で開放感を

 

 

空間が広く見える

いちばんのメリットは、通常の階段よりも空間が広く見えることです。

段のすき間があいていて手すり部分に壁もないため、視線をさえぎりません。実際の広さよりも、開放的に感じられるのはメリットですね。

 

 

光や風を通す

視線をさえぎるものがないということは、光も風もよく通すということ。階段室が明るく気持ちの良いスペースになります。

また、室内の空気がよく動くため、効果的に換気することもできます。

 

 

インテリアのポイントになる

スケルトン階段は、手すりや骨組みのデザインが軽やかでインパクトがあります。そのため、設置するだけでおしゃれに見える効果があります。

インテリアの良いアクセントになってくれますね。

 

 

ちょっとした居場所になる

お子様のいるご家庭でよく見かけるのが、スケルトン階段の踏板に座って間から足をぶらぶらさせている姿です。

下にいる家族とのつながりが感じられるので、階段が遊び場のようなスペースになっているんですね。

そこで本を読んだりお絵描きしたりする様子を見ると、スケルトン階段はちょっとした居場所にもなっているなと感じます。

 

施工事例:アイアン×ナチュラル素材の家

 

 

 

スケルトン階段のデメリットとその解決方法

さて、そうは言っても実際に設置した人は何かデメリットを感じているのではと心配になりますよね。

気になる点もありますが、どれもはじめに知っておけば問題ないことばかりです。解決方法も合わせてご紹介します。

 

 

階段下がデッドスペースになりがち

通常の階段なら、階段下を収納スペースに使うことができます。

しかし、下が見えてしまうスケルトン階段では、階段下を具体的な何かに使うことは難しく、デッドスペースになりがちです。

ですが、本棚やデスクを設置するなどして工夫次第ではうまく活用することができます。

 

 

ほこりが落ちやすい

オープンな構造だから、どうしてもほこりが落ちやすくなることは知っておきましょう。

対策は、こまめな掃除がいちばん。

気軽に掃除できるよう、フロアモップなどを収納するスペースをすぐ近くに作りましょう。

 

 

人や物が落下する危険がある

すき間から落下してしまう危険性は、やはりいちばん心配される方が多いです。

小さなお子様が足を踏み外したり、うっかり物を落としたりすると、危ないですよね。

対策としては、落下防止のネットをつけることをおすすめします。

 

 

 

設置する時の注意点

魅力いっぱいのスケルトン階段ですが、実際に採用する場合には注意点もあります。

普段、気をつけていることをご紹介しておきます。

 

動線に配慮する

階段下がオープンになっているスケルトン階段は、階段の下を通ると頭をぶつけてしまうことがあります。

日常生活の動線をよく検討し、トラブルが出ないように注意して設計しています。

 

 

音や寒さ対策をする

光や風を通すオープンな構造なので、上下階で生活音が響きやすくなってしまうこともあります。ライフスタイルによっては、オープンな階段が合わないこともありますので、よくヒアリングしてご提案するようにしています。

また、吹き抜け空間が増えることになるので、気密性や断熱性に配慮した設計も重要ですね。

 

 

安全性に配慮する

デメリットとしてもお伝えした安全性は、やはりいちばん気になるところです。小さなお子様がいるご家庭では、落下防止ネットをおすすめします。

手すりも一番下の段まで設置するなど、無理のないデザインを心がけています。

 

 

施工事例:クリスマスも薪ストーブで温かい家

 

 

 

まとめ

 

空間を広く明るく見せてくれる、スケルトン階段。

うまく活用すると、階段が単なる通路ではなく気持ちの良いちょっとした居場所にもなりますね。

階段下がデッドスペースになりやすい、安全性に配慮がいるなど気になる点もありますが、解決方法を知っていれば、効果的に設置できます。

ポイントを抑えて、上手に取り入れましょう!

 

TOP