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こんにちは。
立春を過ぎてから、なんとなく寒さがゆるんできたような気がします。
日が昇るのが早くなったからかもしれないですね。
春が待ち遠しいです。
住まいを設計する際には、室内の計画だけでなく、庭やバルコニーなどをどう作るかもご提案しています。そんな中、最近人気があるのが「アウトドアリビング」と呼ばれるスペースです。
リビングに外の空間とのつながりをつくることで、非日常な過ごし方を楽しむことができます。
今回は、アウトドアリビングについて詳しくご紹介していきます。
▼目次
・まとめ
アウトドアリビングとは?
アウトドアリビングとは、リビングに隣接した庭やバルコニーを、生活空間として使えるようにしたスペースのこと。ウッドデッキや庭、バルコニーを独立した空間ではなく、室内に続きリビングの一部として活用しようというのが「アウトドアリビング」の考え方です。
1階のリビングなら、リビングの床と同じ高さにしたウッドデッキにしたり、リビングの外にタイル張りのテラスを設けたりすると、アウトドアリビングとして活用しやすくなります。また、2階リビングなら、バルコニーを広く取り開口部をリビングに設置すると、バルコニーとリビングが一体となった環境を作ることができます。
外で過ごす開放感ある気持ちよさは、室内だけでは味わえない特別なもの。こんな過ごし方が身近になるのが、アウトドアリビングの魅力です。
施工事例:トップライトがあるフラットハウス
アウトドアリビングのメリット
アウトドアリビングの過ごし方やメリットには、次のようなものがあります。
リラックス空間が身近に
アウトドアリビングは、屋外にあるもう一つのお部屋です。天気の良い日には、テーブルを出して自宅カフェを楽しんだり、デッキチェアを置いて日光浴をしたりすることもできます。
リラックスできるスペースが身近に増え、家で過ごす楽しみ方が広がります。
安全に屋外で遊べる
小さなお子様は、外で遊ぶのが大好きです。アウトドアリビングなら、室内からの目も届きやすく、道路への飛び出しなどといった危険もありません。
プール遊びやシャボン玉遊びも思いっきり楽しめて、汚れたらそのままお風呂へ直行できる気軽さもいいですね。
ペットを飼っているなら、散歩や運動をさせるスペースとしても活躍します。雨続きの日でも、ストレスや運動不足の解消に役立ちます。
アウトドアを楽しめる
BBQやキャンプは、最近とても人気がありますね。でも、大きな荷物を持って準備するのは意外と大変。
アウトドアリビングを使えば、思い立った時にすぐにBBQをしたりテントを張ったりすることができます!キッチンで準備して外に運ぶだけなので、とっても手軽!
思い立ったら、すぐにキャンプやバーベキューを楽しめるので、家族との時間も取りやすくなります。
施工事例:セカンドキッチンのある家
アウトドアリビングを作る時に注意するポイントとは?
アウトドアリビングを設けるなら、次のような点に注意しましょう。
目隠しをつくりプライバシーを確保
アウトドアリビングでリラックスして過ごすためには、プライバシーが確保されていることが大切です。
周囲の視線が気にならないように、高い塀を作ったり、植栽を植えたりして、しっかり目隠ししましょう。イメージする雰囲気に合わせて、ブロックや木材などで塀をつくったり、植栽を植えたりして目隠しをすれば、人目を気にせず過ごすことが出来ます。
非日常空間をキープ
アウトドアリビングはあくまで+αの空間ですから、非日常的な演出を大切にしたいもの。
例えば洗濯物を干したりすると、一気に生活感が出てしまうため、アウトドアリビングから見えない場所に物干しスペースを確保するのがおすすめ。
2階バルコニーや室内にランドリールームを設けるなどして、アウトドアリビングの非日常をキープしましょう。
メンテナンスを考えよう
屋外にあるアウトドアリビングは、紫外線の影響などでどうしても傷みやすいもの。できるだけ耐久性の高い床材を選び、メンテナンスの手間や費用を抑えるようにしましょう。
アウトドアリビングの床材には、ウッドデッキやタイル張り、コンクリート仕上げなどがあります。
メンテナンスの手間がかからないのはタイルやコンクリート。しかし、裸足で歩くならウッドデッキの方がおすすめです。人工木材のウッドデッキは、お手入れが簡単です。天然木のウッドデッキを選ぶなら、定期的な塗装でしっかりメンテナンスしましょう。
アウトドアリビングで使用するものの収納
アウトドアリビングをスッキリ片付けるには、BBQやプールなどのアウトドアグッズを収納する場所を確保しておくことも重要です。
アウトドアリビングからアクセスできる土間収納や、靴を履いたまま出入りできる収納スペースを作っておくと出し入れがラクになりとっても便利です。
動線も考慮しながら収納スペースを検討しましょう。
また、水栓もあると便利です。
施工事例:くつろぎの和風空間の家
こんな暮らしができる!アウトドアリビングの実例
ここからは、これまで手がけた事例から、アウトドアリビングを取り入れた住まいをご紹介します。
1:屋根のあるウッドデッキ
施工事例:温もり溢れるカントリー調の家
こちらの住まいは、カントリースタイルのデザインが特徴です。ウッドデッキも、ダークブラウンのクロスフェンスでカントリースタイルにまとめました。
ウッドデッキには屋根をかけてあるので、直接雨がかかることが少なく、長持ちします。また、右端には物干しスペースも用意。屋根のあるインナーテラスになっているので、少々の雨でも濡れる心配がありません。
2:横に長い、広々としたウッドデッキ
施工事例: 幸せソウゾウする家
こちらは、2階のベランダを屋根代わりにして、ウッドデッキを設けました。外壁に沿って横に長く伸びるウッドデッキは、広々としていて開放感いっぱいです。リビングに面したふたつの掃き出し窓からも自由に出入りでき、使い方の幅も広がります。
まとめ
アウトドアリビングについて、詳しくご紹介してきました。
室内と外を一体として計画することで、遊び心をプラスした豊かな暮らしを楽しむことができます。どんなシーンで使いたいのかをイメージしながら、計画に取り入れてみましょう。