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和室を取り入れるなら知っておきたいポイントとは

こんにちは。

3月に入って、少しは暖かい日も出てくるかと思いきや、日々の寒暖差が激しくて、体調を崩しそうです。

穏やかな春が待ち遠しいですね!

 

さて、今日のテーマは「和室」です。

日本の伝統的な空間である「和室」は、い草の香りのする、ほっと安らぐスペースです。

でも、最近は和室を作らないという方も多く、間取りを検討する際に、和室がいるのかどうか悩む方もいらっしゃいます。

 

和室が必要かどうか判断するには、和室を設けるメリットや注意点、現代のライフスタイルに合わせた取り入れ方を知っておくことが大切です。

そこで今回は、和室について詳しくお伝えします。

 

 

 

▼目次

和室を設けるメリット

和室を設ける注意点

和室を取り入れる際のポイント

まとめ

 

 

 

和室を設けるメリット

 

まず、和室を設けることでどんなメリットが得られるのか、どんな使い方ができるのかということをご紹介します。

 

さまざまな用途に使える

椅子やベッドなどの家具がなくても過ごせる和室は、さまざまな用途に使えるのが魅力。具体的には、次のような使い方ができます。

 

・客間

・乳幼児のプレイスペース

・寝室

・仏間

 

和室がないお家では、お客様はリビングにお通しするか、玄関で立ち話になるかどちらかでしょう。しかし、和室があれば、接客のためのスペースとして使うことができます。

また、畳のお部屋は、小さなお子様の遊び場としても大活躍。畳なら転んでも怪我をしにくく、おむつ替えや授乳をしたり、お昼寝させたりすることもできます。

 

そして、布団を敷けば寝室にもなるのが和室のいいところ。風邪をひいた家族を隔離したり、遠くから遊びに来た友人や親族が宿泊したりするときにも便利です。

和室の収納の一部を、将来の仏間として用意しておく方もいらっしゃいます。

 

 

 

 

「い草」の心地よさを感じられる

畳の原材料となる「い草」は、自然素材。そのため、次のような効果が期待できます。

 

・リラックス効果がある

・調湿・調温効果がある

・空気を浄化する効果がある

 

い草の爽やかな香りには、リラックス効果があると言われ、特に新築時にはこの香りに癒されるというお声もよくお伺いします。

また、自然素材なので、室内の湿気を適度に調整してくれる機能も持っています。

和室に入るとなんだか心が安らいだり、夏涼しく冬暖かい快適さを感じられたりするのは、い草の特性によるものと言えるでしょう。

 

 

収納力が上がる

和室には、収納面においてもメリットがあります。和室の収納といえば押入れ。

押入れは本来布団や座布団などを収納するためのスペースなので、一般的なクローゼットよりも奥行きがあります。

その奥行をうまく使うと、布団以外にも季節ものなどをしまっておくのに便利です。

 

施工事例:木の香りに包まれる家

 

 

 

和室を設ける注意点

 

たくさんのメリットを持つ和室ですが、実際に和室を設けるなら知っておきたい注意点もあります。

 

畳のお手入れが大変

和室を作るかどうか迷う方からよく聞くのが、畳のお手入れについての不安です。

確かに、畳は経年変化で傷みが出てくるので、定期的なメンテナンスが必要です。変色やささくれが気になるようになったら、5~7年を目安に畳のい草を裏返して張り替える「表替え」を行い、その後さらに傷みが気になれば畳自体を入れ替えることになります。

 

飲み物や食べ物をこぼした際に、掃除がしにくいことを気にされる場合は、樹脂製の畳をおすすめすることもあります。従来の畳より耐久性に優れ、汚れに強いので、お手入れしやすい素材です。

い草の香りや調湿効果は得られませんが、お手入れの負担を軽くしたい方には向いています。

 

 

家具のあとがつきやすい

畳は表面が柔らかいので、家具や重いものを長時間置くと跡がついてしまいます。

また日焼けもしやすいため、日当たりの良い部屋だと、家具が置いてある場所とそうでない場所がくっきり分かれてしまうこともあります。

タンスなどの大きな家具は、一度置いたら動かすのが難しいもの。和室に置きたい場合は、家具用の板の間スペースを設けるなど、あらかじめ畳以外の場所に家具を置けるように設計しておくといいでしょう。

 

 

 

和室を取り入れる際のポイント

 

メリットや注意点を踏まえ、より満足できる和室を取り入れるためのコツについてもお伝えします。

 

LDKとひとつながりにする

キッチンやリビングにいながら、お子様がお昼寝をしたり、遊んだりしている姿が見られると安心ですよね。

子ども部屋としても利用するなら、LDKと和室はひと続きにするのがおすすめです。

ただし、客間や寝室としても使う場合は、和室が独立した空間となるよう、ふすまや障子で仕切れるようにしておきましょう。

 

施工事例:かっこいい和モダンの家

 

小上がり和室にする

「小上がり和室」とは、一段高い位置にある和室スペースのこと。

段差に腰掛けて座ることもできるので、ソファー代わりとしても活躍します。段差によって空間がゾーニングされ、家族の気配を感じながらも、程よくこもれるスペースに。広いリビングの一角でも、落ち着いて過ごせます。

 

施工事例:心地よい距離で繋がる二世帯住宅

 

和洋のインテリアになじむようにする

和室に隣接する部屋とインテリアが調和するよう、壁紙や仕切りを工夫しましょう。

手段としては下記のようなものが挙げられます。

 

・仕切りをルーバーやロールスクリーンにする

・畳の色を薄い緑やグレー、茶色にする

・畳の形を正方形にする

 

などが、代表的な方法です。

和洋をうまくミックスすることで、おしゃれな和モダンインテリアにまとまります。

施工事例:くつろぎの和風空間の家

 

 

まとめ

 

ライフスタイルに合わせて和室を設けることで、より過ごしやすい間取りになることもあります。

メリットや注意点を踏まえ、無理なく和室を取り入れていきましょう。

 

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