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こんにちは。
4月も終わりとなり、ゴールデンウィークが近づいてきましたね。
コロナ禍の制限がなくなり、今年は、これまで通りにイベントや旅行も楽しめそうです。
賑やかな連休になりそうですね!
さて、今日は天井が斜めになっている「勾配天井」について取り上げます。
勾配天井(こうばいてんじょう)のある家といえば、なんとなく解放感があっておしゃれなイメージですよね?
今回はそんな勾配天井について、どんな魅力があるのか、また、お家を勾配天井にするためにはどんなことに気をつけなくてはいけないのかを徹底的にお伝えしたいと思います。
▼目次
・まとめ
勾配天井とは?
勾配天井とは、その名の通り斜めになっている天井のこと。
「こうばいてんじょう」と読みます。
屋根の傾きに沿って室内の天井を作るため、通常は床と平行に貼られる天井が、斜めになっています。
勾配天井にすると、通常より天井が高くなることから、お部屋に縦の広がりが加わり、実際の床面積よりも広く感じられるため、人気を集めています。
施工事例:大断面の無垢の梁で構成された空間のある家
勾配天井の魅力
勾配天井には、次のような魅力があります。
開放感が感じられる
勾配天井の最大の魅力は、やはり開放感です。
斜めになった天井に自然と視線が向かい、空間が広く伸びやかに感じられます。ゆったりした家づくりをしたい方におすすめしたい方法です。
室内が明るくなる
勾配天井にすることで、壁の高い位置に窓をつけることができるようになります。高窓からは自然光がたっぷり入るため、部屋の奥まで光が届いて室内が明るくなります。
開閉可能な窓にすれば、通気性も高めることができます。
デザイン性が高まる
天井が斜めになることで、他とは少し違う個性を出すことも可能に。インテリアのデザイン性がより高くなるでしょう。
また、あえて梁をデザインとして見せることでも、おしゃれさがぐっと上がります。
気をつけるべきポイントは?
マイホームに勾配天井をお考えの際は、以下の3点に気をつけましょう。
照明計画が重要
勾配天井は高さがあるため、設置する照明などの位置も高くなり交換などのメンテナンスに手間がかかります。5mを超える高さになると自分では交換ができないことも。
寿命の長いLEDライトにしたとしても、いずれは交換のタイミングがやってきます。交換の手間やコストを考えて、照明計画は綿密にたてましょう。
勾配天井には、吊り下げタイプのペンダントライトがおすすめです。
高さの違うペンダントライトを組み合わせてもおしゃれですし、角度調節が可能なスポットライトや、ダウンライトなどとの組み合わせで、部屋全体を明るくしましょう。
部屋を真上から明るくするシーリングライトは、斜めになっている勾配天井では室内の明るさを均一にすることができないため、不向きです。
空気の循環に気をつけましょう
天井が高いと冷暖房の効きに影響が出る場合があります。
勾配天井のお家をつくるときは、お家の気密性・断熱性にも気をつけなくてはなりません。また、お家だけでなく窓自体の断熱性能にも気をつけましょう。
空調効率を高めるために、シーリングファンをつけるのもおすすめです。ファンをまわすことで空気が対流し、室内の温度を均一にしてくれます。シーリングファンはほとんどが勾配天井にも対応できるものになっていますので、大きさと対応角度に気をつければ大丈夫です。
間取りを考えましょう
勾配天井はどの部屋につくっても良いというわけではありません。
それほど広くないお部屋では、天井だけ高くしてしまうとアンバランスで落ち着かない空間になってしまいます。勾配天井はある程度ゆとりのある広さのお部屋や、リビングなどに採用するのがおすすめです。
施工事例:吹き抜けと天窓で開放感を
まとめ
勾配天井は、空間に開放感をもたらし、明るく快適にしてくれます。
また、窓の位置を通常よりも高い位置に設置できるため、プライバシーも確保できます。
今回挙げた気をつけた方がいいポイントを意識しながら、後悔しない理想の空間づくりをしていきましょう。