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こんにちは。
少しずつ、秋の気配ですね。
短い秋の季節を楽しみたいものです。
さて、今日は「フリースペース」をテーマにお話しします。
家の中に、あえて使い方を決めない「フリースペース」を設ける間取りをご存知でしょうか。
子ども部屋、寝室などと用途が決まっていないため、家族のニーズやライフスタイルの変化に合わせて、柔軟に使い続けられるのが魅力です。
今回は、2階ホールに設けたフリースペースに、どんな使い方があるのか、その活用方法について事例を見ながら紹介します。
▼目次
・まとめ
2階フリースペースの魅力とは?
フリースペースは、特定の用途に固定されない自由な空間のこと。最初から役割が決まっていないので、子供の成長や趣味の変化が合っても、簡単に使い方を変えられます。自由度が高く、暮らし始めてから思いがけない活用方法が見つかることも。
そんなフリースペースを設ける場所として、おすすめなのが「2階ホール」です。
個室とは違ってセミオープンなスペースなので、家族の気配を感じつつも落ち着いた雰囲気になるのが大きな魅力です。吹き抜けを組み合わせたり、大きな窓を設けたりすると、明るく開放的なスペースにもなります。
施工事例:くつろぎの和風空間の家
2階フリースペースの活用方法
2階フリースペースの代表的な活用方法には、次の4つがあります。
ご家族のライフスタイルに合う使い方を、探してみてください。
家族で使うリビングスペース
2階フリースペースを「セカンドリビング」にすると、新しいくつろぎの場が生まれます。
子どもたち専用の遊び場とすると、おもちゃが散らかったままでもあまり気になりません。友人家族が来たときも、大人は1階、子どもは2階へと分かれて過ごせば、お互い気を遣わずに楽しめます。
また、LDKを共有するタイプの二世帯住宅では、2階ホールを子世帯のリビングにすることで、程よい距離感が保てるようになります。
室内干しができるランドリースペース
日当たりのいい2階ホールは、室内干しをするのにもちょうどいいスペースです。
そのため、あらかじめ物干し竿を設置しておけば、洗濯物を室内干しする「ランドリースペース」としても活躍します。
天候や時間帯に関わらず洗濯物を干すことができ、来客の視線も気にならないため、家事効率もアップ。また、2階ベランダとつながっていれば、外干しからの切り替えも便利です。
施工事例:アイアン×ナチュラル素材の家
デスクのある学習スペース
作り付けのデスクを置くと、フリースペースが子どもたちの学習スペースとして活用できます。
小さい間は、子ども部屋ではなかなか集中して勉強できないもの。かといって、リビングではテレビや他の家族が気になってしまう。そんなとき、適度に離れた2階フリースペースなら、落ち着いて過ごせます。
施工事例:家族の気配を感じる家
収納スペースとして活用
新居で暮らし始めると、意外と収納が足りなくて困ることがあります。そこで、2階フリースペースを、プラスαの収納エリアとして使うと、家をすっきり片付いた状態に整えることができます。
天井までの壁面収納を設けたり、手持ちの収納家具を置いたりするなど、収納量も調整できます。季節用品や家電などを置いておくのもいいですね。
施工事例:大きなロフトと小さなロフトの家
2階フリースペースの計画ポイント
2階フリースペースを上手に活用するには、次のようなポイントに気をつけて計画するといいでしょう。
柔軟に使えるような設計にする
できるだけ自由度の高い設計にしておくと、将来のライフスタイルの変化にも対応しやすくなります。造作のデスクや収納棚をつける場合も、必要に応じて取り外せるようにするなど配慮しておくといいでしょう。
ある程度使い方を考えておく
自由度の高さがフリースペースの魅力ではありますが、ある程度はどんな使い方にするか考えておきましょう。希望する使い方に合わせて、広さを決めたり、コンセントなどの設備を適切に用意したりすることができます。
明るさや空調も考えておく
普通は廊下として使う場所なので、明るさや風通しについてはそれほど考えていないことが一般的です。ある程度の時間を過ごすなら、照明や空調も検討して、快適に過ごせるような環境を整えましょう。
まとめ
2階フリースペースは、アイデア次第で、さまざまな使い方ができます。
家族のライフスタイルやニーズの変化にも対応できる自由度の高いスペースがあると、暮らしがもっと楽しく充実するでしょう。
今回の記事を参考に、2階フリースペースのアイデアも取り入れてみてくださいね。