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こんにちは。
注文住宅の間取りを検討する際、空間に変化を持たせる「ロフト」や「小上がり」はとても魅力的なアイデアです。空間を有効活用するだけでなく、おしゃれで機能的な生活空間を作るためにも役立ちます。
今回は、そんなロフトや小上がりのメリットやデメリット、設置する際のポイントについて紹介します。
▼目次
・まとめ
ロフト・小上がりとは?
まず、ロフトと小上がりの特徴ついて、簡単に説明します。
ロフトとは
「ロフト」とは、天井の高い部屋の一部を二層式にし、その上部にあたるスペースのことです。
屋根裏部屋のような天井の低いスペースで、はしごでアクセスするのが一般的です。収納スペースや子どもの遊び場として使われることが多く、限られたスペースを有効活用できるため、コンパクトな住宅におすすめです。
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小上がり
「小上がり」は、部屋の一部に段差を設けたスペースのことです。リビングの一角に設けることが多く、畳を敷いたくつろぎの場として使われます。
段差を利用して、床下に収納スペースを確保することも可能で、収納スペースを多めに確保したい場合にもおすすめです。
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ロフトや小上がりのメリット
ロフトや小上がりを導入することで、空間にさまざまな魅力が生まれます。具体的なメリットを見ていきましょう。
収納スペースを確保できる
ロフトは、普段使わないものを収納するのにぴったりです。オフシーズンの衣類や寝具、子どもの思い出の品などをしまう場所として活躍します。
また、小上がりは段差部分を収納スペースとして活用できます。大容量のスペースを確保できるため、季節のものや長さのあるものなども収納しやすいのが特徴です。
さまざまな用途に使える
天井の低いロフトは、秘密基地のようなこもり感があるのが特徴です。子どもの遊び場として人気があるほか、大人の趣味のスペースとして使うこともあります。
また、小上がりは、リビングの延長として一体的に使えるのが魅力です。仕事や趣味のスペースとするほか、子どものお昼寝や遊び場としても活用されます。
どちらも、家族のライフスタイルに合わせて柔軟に使えるのがメリットです。
空間にメリハリが生まれる
ロフトや小上がりの段差によって立体感が生まれ、空間に広がりを感じさせます。さりげなくスペースを区切り、空間にメリハリが生まれるのも魅力です。
おしゃれで印象的なインテリアにしたい場合にも、よく使う間取りのテクニックです。
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ロフトと小上がりのデメリット
もちろん、ロフトや小上がりにはデメリットもあります。導入を検討する際には、これらも考慮することが大切です。
施工費用が高くなりがち
ロフトや小上がりを設置するには、やはり、通常の間取りより費用がかかります。予算内で計画を進めるためにも、事前にしっかりと費用を確認しておきましょう。
バリアフリーに不向き
ロフトははしごで上り下りする必要があり、小上がりは段差があるため、バリアフリーの住まいを目指す家庭には不向きです。特に小さな子どもや高齢者がいる場合、転倒のリスクがあるため、慎重に検討しましょう。
ロフト・小上がりを設置する際のポイント
ロフトや小上がりを後悔なく設置するためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
ロフトの設置は建築基準法を確認
ロフトは建築基準法で天井高が1.4m以下と定められているため、これを超える場合はロフトではなく「階」として扱われ、家全体の床面積に算入されてしまいます。また、ロフトの面積が階の2分の1未満である必要があり、規定を守ることが重要です。
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小上がりは段差の高さや用途を考慮
小上がりの段差は30〜40cmが一般的で、この高さなら腰かけたり、収納スペースを作ったりするのも問題ないでしょう。
ただし、段差が浅すぎるとつまずきやすくなるので注意が必要です。また、用途に応じた広さを決め、リビングの一角として使う場合はオープンな設計、寝室として使う場合は仕切りを設けるなど、家族のライフスタイルに合わせて工夫しましょう。
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まとめ
ロフトや小上がりは、限られたスペースを有効活用し、空間にメリハリをつけるための優れた手法です。ただし、メリットだけでなくデメリットや将来のライフスタイルの変化も考慮し、家族としっかり相談してから導入を決めることが大切です。ポイントを踏まえてロフトや小上がりを取り入れ、おしゃれで快適な住まいづくりを実現しましょう。