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あけましておめでとうございます!
みなさま、ゆっくりとお正月を過ごされましたか?
今年も家づくりに役立つコラムをお届けしてまいります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、新年最初の記事は、家づくりにかかる期間をテーマにお伝えします。
注文住宅の最大の魅力は、自由に設計でき、理想の暮らしを追求できるところです。しかし、自由度の高さゆえに、家づくりが計画通りに進まず、完成までの期間が長引いてしまうこともあります。
希望の期日までにスムーズに進めるには、いくつかのポイントがあります。そこで今回は、注文住宅が完成するまでにかかる期間を解説し、家づくりが長引く理由や予定通りに建てるポイントをまとめます。
▼目次
・まとめ
注文住宅の完成までにかかる期間の目安
注文住宅が完成するまでの期間は、一般的に8~17カ月程度と言われています。家づくりのステップごとに、どれくらいの時間がかかるのか見てみましょう。
施工事例:働くママ・パパが嬉しい♪効率的な家事動線を叶えた家
ステップ1:土地探し
家を建てる土地が決まっていない方は、このステップが最初です。
条件に合う土地がすぐ見つかれば1ヶ月程度で取得できますが、希望の土地に出会うまで3ヶ月以上かかることも。
建築を依頼する工務店やハウスメーカーに、土地探しのアドバイスを協力してもらうのもいい方法です。
ステップ2:工務店・ハウスメーカー探し
理想の家づくりを依頼できる会社を探します。完成見学会やモデルハウスをまわり、好みの会社に決めるまで、1〜3ヶ月かかるでしょう。
ステップ3:プラン設計
間取りや内装、設備などを細かく決定するプロセスです。3〜4ヶ月程度の期間を見込んでおきましょう。
ステップ4:建築工事
実際の建築作業は、平均で5~6カ月程度かかります。
こうしたステップをまとめると、家づくりには8~17カ月程度の期間がかかることになります。
建築期間を長引かせる3つの要因
さまざまな条件から希望に合うものを選んでいくので、どうしても迷ったり悩んだりするもの。計画次第では、完成まで1年以上かかることも稀ではありません。
予定より長引いてしまう要因としては、次の3つが挙げられます。
条件に合う土地が見つからない
理想の土地を探すため、時間がかかることがあります。一生住むわけですから妥協はできませんが、それでも全ての条件を満たす土地を見つけるのは難しいもの。せっかく決断しても、人気の土地は希望者が多く購入できないこともあります。
こうして土地探しに時間がかかると、全体のスケジュールが押してしまいます。
建築プランが決まらない
間取りやデザイン、設備の検討に時間がかかると、なかなか着工できず、完成が遠のいてしまう要因になります。
最初のプランが気に入ったものの、一部を変更すると全体の調整が必要になり、思い通りの間取りにならないといったケースも。キッチンやお風呂などの設備や、床や壁の素材選びに悩むのも楽しいものですが、こだわりすぎると設計期間に影響してしまいます。
依頼する会社のスタイルによって建築期間が変わる
施工会社のスケジュールや工事の進め方によって、工事期間が長くなることがあります。
例えば、ベースとなるプランをカスタマイズして間取りを決めるタイプの会社では、打ち合わせ回数が少なくすみ、設計期間が短くなります。その分自由度は少なくなるでしょう。
一方、ゼロから間取りを考える工務店などでは、打ち合わせを何度も重ねることになり、設計期間は長くなりがちです。その分、自由度は高くなり、十分に検討することができます。
施工事例:オーダーメイドで思いのままの家
注文住宅を最短で建てるためのポイント
時間がかかっても十分に検討して家づくりを進めたい場合は問題ないのですが、不必要に工期が伸びてしまうのは避けたいですね。
スムーズな家づくりを進めるためには、以下の4つのポイントを押さえておきましょう。
専門家に協力してもらって土地と探す
土地探しにかかる時間を短縮するためには、専門家のアドバイスを仰ぐことが有効です。
条件に合う土地があっても、希望する家が建てられるのかどうか自信を持って判断できる方は少ないでしょう。工務店やハウスメーカーを先に決めて相談すれば、敷地にかかる法的な制約や、日当たりなどの条件を検討してくれます。短時間で確実な結果を教えてもらえるので、スピーディーに土地探しを終えられるでしょう。
希望の期日から逆算してスケジュールを決める
希望する完成期日を決め、そこから逆算して各工程のスケジュールを組みましょう。たとえば「来年の春には引越しを完了させたい」という目標を立てると、土地探し、設計、建築工事の期限が明確になります。
予期せぬ事態も起こるので、余裕を持って計画より1カ月程度前倒しで進めておくと安心です。
大切にしたいポイントの優先順位を決める
間取りや設備、デザインなど、自由に決められる注文住宅だからこそ、途中で計画にブレが出てしまわないよう、優先順位をはっきりしておきましょう。
たとえば、リビングを広くするためには個室は狭くても構わない、床面積は狭くていいから無垢材のフローリングを使いたい、など優先したいことをあらかじめ決めておくと、意思決定が早くなり設計期間を短縮できます。
こだわりポイントが盛り込まれた設計プランなら、満足度の高い住まいが完成するでしょう。
信頼できる会社を選ぶ
依頼する施工会社によって、家づくりのスピードと完成度は大きく変わります。信頼できる会社となら、設計に迷いすぎることなく、納得の家づくりを進められるでしょう。
そんな会社と出会うためには、モデルハウスや完成見学会を数多くまわり、担当者との相性を見極めることが大切です。施工会社が丁寧にサポートしてくれると、途中での手戻りや不安が減り、スムーズに計画を進められるでしょう。
施工事例:かっこいい和モダンの家
まとめ
注文住宅は自由度が高い分、計画が長引く可能性もあります。しかし、全体の流れを知ったうえで、今回紹介したようなポイントを踏まえて計画すると、スムーズな家づくりが可能になります。
家づくりは人生の一大プロジェクト。計画的に進めて、理想の住まいを建てましょう。