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こんにちは。
家づくりを考えるときに意外と迷うポイントの一つが「トイレの個数」です。特に2階建ての住まいの場合、1階と2階の両方にトイレを設けるケースが多いですが、最近ではコンパクトな住まいが増えていることもあり、1階だけにトイレを設置する間取りも選ばれるようになってきました。
「トイレを1つにするべきか、2つにするべきか」は、生活の快適さに直結するポイントです。そこで今回は、トイレの個数を検討する際に考えるべきポイントや、それぞれのメリット・注意点について詳しく解説します。ぜひ家づくりの参考にしてください。
▼目次
・まとめ
トイレの個数を決める前に考えるべきポイント
まずは、トイレの個数を検討する際にどんな視点で考えるべきなのか、ご紹介します。ポイントになるのは、次の4つです。
家族構成と人数
家族の人数や年齢層によって、トイレの使用頻度が大きく変わります。例えば、4人以上のご家庭では、朝の時間帯にトイレが混雑しやすく、1つだけだと「トイレ待ち」が発生する可能性があります。また、小さなお子さんや高齢者がいる場合は、1階と2階のどちらにもトイレがある方が便利です。
生活動線
トイレの配置は、生活動線にも関わります。2階に寝室がある間取りでは、夜間にトイレを利用するために1階まで降りなければならず、不便に感じることがあります。一方、生活動線がコンパクトで、ほとんど1階で過ごすというケースでは、1階にだけトイレを設置しても問題ありません。
家の広さや間取りの制約
コンパクトな住まいでは、トイレを2つ設けるスペースを確保するのが難しいことがあります。その場合、トイレを1つにすることで、収納や居住スペースを広く取れるメリットがあります。
将来のライフスタイルの変化
家づくりには、長期的な視点も欠かせません。
子供が独立して夫婦2人になることや、自分たちが高齢になったときの生活を考えると、トイレの数や配置が快適さにどう影響するかをシミュレーションしておくと良いでしょう。
施工事例:家族の気配を感じる家
トイレを1つにする場合のメリット
トイレを1階のみにすることには、以下のようなメリットがあります。
・限りあるスペースを有効活用できる
・建築費用が抑えられる
・掃除が楽になる
トイレを1つにすることで、その分のスペースを収納やリビングに使うことができます。コンパクトな間取りでは、このメリットは大きいと言えるでしょう。
また、トイレの設置には、設備費や配管工事のコストがかかります。トイレが1つだけなら、その分コスト削減でき、他のこだわりたい部分に予算を回すことができます。
さらに、トイレの数が減れば、掃除の手間も少なくなります。
施工事例:オーダーメイドで思いのままの家
トイレを1つにする場合の注意点
一方で、トイレを1つにすることにはいくつかの注意点もあります。
・トイレの「渋滞」が起こりやすい
・来客時に不便に感じるケースもある
朝や夜のピークタイムに家族全員が同時にトイレを使いたい場合、トイレ待ちが発生する可能性があります。家族の誰かが体調不良の場合、トイレが1つしかないと困ることもあるでしょう。
また、来客が多い家庭では、トイレが1つだけだと不便かもしれません。お客さんが過ごすリビングの近くにトイレがある場合、プライバシーが気になって、他の家族がトイレを使いにくいということも起こりえます。
施工事例:セカンドキッチンのある家
トイレを1階と2階に設ける場合のメリット
従来の間取りのように、トイレを1階と2階の両方に設けることには、以下のようなメリットがあります。
・家族全員が快適に使える
・来客用と家族用を分けられる
朝の忙しい時間帯や、家族が多い場合には、トイレが2つあることで待ち時間がなくなります。2階に寝室もトイレもある間取りなら、夜間にトイレに行くのも負担になりません。特に高齢者にとっては、この点が大きなメリットです。
来客時には1階のトイレを使用してもらい、2階のトイレを家族専用にするなど、使い分けができる点も便利です。
まとめ
トイレの個数や配置は、家族構成や生活スタイル、間取りの制約などを考慮しながら選ぶ必要があります。1階にだけトイレを設けることでスペースやコストを節約できる一方、2階にもトイレがあると快適性や利便性が向上することも。
実際に住む人みんなが納得できるよう、ライフスタイルに合わせてベストな選択ができれば、後悔も少なくなります。間取りを決める際に、しっかり話し合っておくと安心ですね!