ブログ

こんにちは。
今日は、家族みんなが毎日使う「洗面所」について、取り上げます。
従来は脱衣室と一体になった「洗面脱衣室」が一般的でしたが、最近では洗面所を独立させることで、より使いやすくする間取りが注目されています。洗面所を独立させることで、朝の混雑を避けたり、生活感を抑えたりといったメリットが生まれます。
ただし、すべての家庭に適しているわけではありません。家族構成や生活スタイルによって向き不向きがあります。そこで今回は、洗面所を独立させるメリットや注意点などを解説します。
▼目次
・まとめ
洗面所を独立させるメリット
洗面所を独立させるメリットとしては、次の3つが挙げられます。
朝の混雑を避けやすい
洗面脱衣室は、家族全員が身支度をするだけでなく、入浴前後の着替えや洗濯の作業にも使われます。特に家族の人数が多いと、朝の支度時間に洗面台の取り合いが発生し、スムーズに準備が進まないこともあるでしょう。
洗面所を独立させると、誰かが入浴中でも洗面台を自由に使えます。家族が同時に別の用途でスペースを利用できるため、混雑が解消されます。特に、朝の時間に余裕を持たせたい家庭にとっては、大きなメリットとなるでしょう。
生活感を抑えやすい
最近では、帰宅後すぐに手を洗う習慣が定着し、玄関近くに洗面所を設ける間取りも増えています。しかし、洗面脱衣室が一体だと、洗濯物や生活用品が置かれ、どうしても生活感が出やすくなります。
洗面所を独立させることで、脱衣室のプライバシーを確保しつつ、スッキリとした空間を保ちやすくなります。特に来客が多い家庭では、脱衣室の生活感を見せることなく、清潔感のある洗面スペースを保てるため、安心してお客様を迎えることができます。
収納スペースを確保しやすい
洗面脱衣室の広さは一般的に約1坪(2畳)程度であり、そこに洗面台や洗濯機を設置すると、収納スペースが限られてしまいます。
洗面所を独立させることで、それぞれのスペースに適した収納を確保しやすくなり、タオルや洗剤、着替えなどを整理しやすくなります。たとえば、洗面所には洗面用品やタオルを収納し、脱衣室には下着やパジャマ、洗剤類を収納するといった使い分けが可能になります。
施工事例:家族の気配を感じる家
洗面所を独立させる方法
洗面所を独立させる方法には、大きく分けて2つのパターンがあります。
洗面所と脱衣室を壁や引き戸で分ける
洗面所と脱衣室を分けることで、洗面所は手洗いや身支度のスペースとして、脱衣室は着替えや洗濯のスペースとして機能させることができます。洗面所と脱衣室の用途を明確に分けることで、お風呂の利用中でも洗面台を気兼ねなく使えるようになるため、家族全員の使いやすさが向上します。
ただし、壁や戸を設置することで床面積が広くなり、建築コストが増える可能性があるため、間取りや予算とバランスを考えながら導入することが大切です。
廊下に洗面台を設ける
最近では、玄関や廊下に洗面台を設ける間取りも人気があります。この方法は、帰宅後すぐに手洗いできる動線を作りたい家庭に向いています。外から帰ってきたらすぐに手を洗う習慣をつけたい場合や、家族の動線をスムーズにしたい場合に効果的です。
さらに、洗面所を個室として確保しなくてもよいため、限られたスペースを有効活用しやすい点もメリットです。ただし、廊下に設置すると収納スペースが確保しにくくなるため、タオルや洗剤の収納場所をどう確保するかを考える必要があります。また、来客時に使いづらく感じることもあるため、洗面台のデザインや設置場所には工夫が求められます。
施工事例:心地よい距離で繋がる二世帯住宅
どんな家庭に適している?
洗面所を独立させる方法はいくつかありますが、それぞれの家庭によって向いている間取りが異なります。
家族の生活リズムがバラバラで、朝の混雑を避けたい場合は、「洗面所と脱衣室を分ける」方法が適しています。来客が多く、生活感をできるだけ見せたくない場合も、この方法を選ぶとスッキリとした空間を維持しやすくなります。
帰宅後すぐに手を洗う動線を確保したい場合や、限られたスペースを有効活用したい場合は、「廊下に洗面台を設ける」方法が便利です。家族の動線がスムーズになり、手洗いの習慣が定着しやすくなるため、衛生面でもメリットがあります。
施工事例:ゆったりくつろぐ和の隠れ家
まとめ
洗面所を独立させることで、朝の混雑を解消したり、生活感を抑えたり、収納スペースを確保したりといったメリットが生まれます。家族の人数や生活リズム、スペースの使い方を考えながら、自分たちに合った間取りを検討しましょう。