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こんにちは。
最近の家づくりで注目されている「2階フリースペース」。階段ホールや廊下の一部などを活用して、+αの空間を設けることで、家の使い方の幅がぐっと広がります。
個室のように壁で仕切らず、家族の気配を感じながら過ごせるのがフリースペースの魅力。ライフスタイルの変化にも柔軟に対応でき、将来の使い方まで見越した“可変性”のある空間として人気です。今回は、これまで手がけた施工事例から、おすすめの「2階フリースペース」活用アイデアを3つ紹介します。
▼目次
・まとめ
家族の書斎に!カウンターデスクのあるフリースペース
2階ホールに造作カウンターを設けた「家族共有のデスクスペース」は、多目的に使える便利な空間。お子様の学習、ご夫婦の読書や趣味スペース、ご主人のリモートワークなど、家族それぞれが使える「第二の書斎」として活用できます。
施工事例:くつろぎの和風空間の家
リビングとは別の階にあることで集中しやすく、テレビの音や家族の会話に気を取られることなく作業に取り組めます。仕事も勉強もリラックスタイムも、ひとつの空間でまかなえる、そんな「ちょうどいい場所」としておすすめです。
施工事例:小上がり和室のある家事ラク動線の木の家
カウンターデスクは、2人くらいは並べる余裕があると、使い方の幅が広がります。
また、あらかじめコンセントや照明の位置を計画しておけば、ノートパソコンや充電機器も問題なく使えます。壁際に本棚や収納を設けておくと、物が散らからずスッキリします。
家事効率もアップ!室内干し専用バーのあるフリースペース
毎日の家事に便利なのが、2階フリースペースを室内干しスペースとして活用する方法です。雨の日も花粉の季節も安心して利用でき、生活感を隠せる場所としても人気です。
施工事例:アイアン×ナチュラル素材の家
天井に、物干し用のバーを設置しておくと、いつでもサッと干せて便利。隣にファミリークローゼットがある間取りでは、干す→畳む→しまうの一連の流れがスムーズに。家事効率もアップします。
湿気がこもらないように窓や換気扇を設置し、必要に応じてシーリングファンで空気の流れをつくるのも効果的。昇降式や取り外し可能な物干し金具を選ぶと、使わないときはすっきり隠せて見た目もスマートです。
第二のリビングに!くつろぎや遊びに使えるフリースペース
2階ホールを広めに確保し、プレイスペースやセカンドリビングとして使うのも人気のアイデア。お子様の遊び場としてはもちろん、大人が読書をしたり、静かに音楽を楽しんだりと、家族みんなのくつろぎ空間になります。
施工事例:家族の気配を感じる家
テレビなどはあえて置かず、絵本や会話を中心に、ゆったり過ごせる場所にするのもいいですね。窓の位置や吹き抜けとのつながりを工夫して、明るく開放的なレイアウトにすると、さらに心地よく過ごせます。
施工事例:かっこいい和モダンの家
床は、カーペットや畳を取り入れると、子どもが寝転がっても安心。ちょっとソファを置くだけでも、賑やかなリビングとは違う、ほっとできる場所として活躍します。
計画時に取り入れたい設備の工夫
フリースペースは用途が自由な分、どんな使い方にも対応できるよう、あらかじめちょっとした設備の工夫をしておくことが大切です。
たとえば、コンセントはデスクや家電を置くことを想定して、複数箇所に配置しておくと安心。収納も必要になりやすいので、本棚や可動棚、壁面収納などを最初から組み込んでおくと、空間がすっきりと保てます。
また、廊下やホールは居室に比べて冷暖房が届きにくいため、空調の効率を考えた設計もポイント。サーキュレーターや吹き抜けを活かした空気の流れを意識することで、長時間でも気持ちよく過ごせる空間になります。
照明についても、作業用なら明るく、くつろぎ用なら暖色系にするなど、用途に合わせた計画をしておくとより快適です。
まとめ
2階フリースペースは、家族の成長やライフスタイルの変化に合わせて、使い方を柔軟に変えられるのが魅力。自由度の高い使い方ができる+αのスペースを取り入れ、より豊かな暮らしが楽しめる住まいを作りましょう。