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こんにちは。
日本の住まいに古くから受け継がれてきた「和」のデザインには、落ち着きのある佇まいや、時を重ねても飽きのこない美しさがあります。当社が大切にしている「ロングライフデザイン」にも通じる魅力です。
そんな和の要素を住まいに取り入れるには、素材やしつらえにちょっとした工夫が必要です。今回は、これまでの施工事例をもとに、和風住宅らしさを感じさせる6つのポイントをご紹介します。
▼目次
・まとめ
障子|光を柔らかく広げる建具
施工事例:くつろぎの和風空間の家
障子は、日本の住まいを象徴するアイテムのひとつ。細やかな格子に和紙を張った姿は、凛とした美しさがあります。
和紙を透過した柔らかい光が室内を包みこみ、室内にやすらぎをもたらしてくれます。和室だけでなく、洋室と組み合わせても自然になじみ、インテリアのアクセントにもなります。
畳|自然素材ならではの心地よさ
施工事例:大断面の無垢の梁で構成された空間のある家
い草の香りに包まれた畳の空間は、ほっとできる癒しのスペース。素足に伝わるやさしい感触、寝転がって感じる安心感は、他の素材にはない魅力です。
また、畳には断熱・防音といった機能面でも嬉しい効果があり、昔ながらの材料ですが、現代の暮らしにもフィットする存在です。
無垢の床|木の温もりを肌で感じる
施工事例:幸せソウゾウする家
無垢材を使ったフローリングは、肌触りがやさしく、経年による色や質感の変化も楽しめます。和風の住まいととても相性のよい素材です。
中でも杉は、柔らかく歩きやすい上に、国産材としても手に入りやすいことも魅力。他にも松や桜など、それぞれの表情を活かして選ぶのも楽しいものです。
あらわし梁|ダイナミックな構造
施工事例:化粧梁がアクセント♪勾配天井で明るく開放感たっぷりなリビングの家
通常は天井の中に隠れている梁を、あえて見せる「あらわし梁」や「化粧梁」。木材の力強さがそのまま空間の表情となり、住まいに重厚感や奥行きを与えてくれます。
天井が高く感じられ、空間の広がりを演出できるのも、このデザインの大きな特徴です。
庇(ひさし)|室内空間を快適に
施工事例:木の香りに包まれる家
和風住宅の印象を形づくる要素のひとつが、軒や庇(ひさし)です。屋根を長く伸ばして壁より外に出ている部分が「軒」、窓や玄関の上につけた小さな屋根が「庇」と呼ばれます。
デザインとして用いられるだけでなく、日差しの入り方を調整する役割も持っています。夏は強い日差しを遮り、冬はやわらかな陽射しを室内に取り込む。自然の力をうまく活用するところも、伝統的な家づくりの技術ですね。
縁側|内と外をつなぐフレキシブルなスペース
施工事例:薪ストーブ、造作木製キッチン、オーダー家具。自然素材に包まれたお気に入り空間
ちょっと腰かけて庭を眺めたり、裸足でそのまま外に出てみたり。縁側があるだけで、暮らしに豊かさと遊び心が加わります。
建物の外に設けられる「濡れ縁」、屋内空間としてつくられる「広縁」など、使い方もいろいろ。子どもたちが気軽に遊んだりご近所さんと会話が生まれたりするような、コミュニケーションのきっかけになる場所です。
まとめ
素材やデザインを工夫することで、和の趣あふれる住まいが実現します。
当社では、伝統的な和風住宅から、現代の暮らしに寄り添う和モダンな住まいまで、幅広い実例を持っています。和の住まいに興味がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。