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代表挨拶

ふくしまの豊かさを築く ふくしまの豊かさを築く

代表取締役 増子則博 代表取締役 増子則博

父親が創業した
増子建築工業
住み込みの職人と共に育ちました

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1階は事務所と作業場、2階に自宅。増子建築工業の長男として生まれ、多い時には10人いた住み込みの職人たちは親のような兄弟のような存在でした。

6時半の朝礼からご飯も風呂も一緒。中学生になるころまでそんな環境で育ったので「いつかは自分が後継ぎになる」という気持ちは物心がついたときからずっと持ち続けていました。

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今でも事務所では、自分や弟が落書きした机が現役で使われているんですよ。
増子建築工業とともに生きてきたと思っていますが、後継者であるということをプレッシャーに感じたことはありません。

建築への興味や職人への尊敬を自然と大切にできる環境を作ってくれた父親には感謝しています。

今の大きな礎となる
土木・建築
理論的な学び

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建築を本格的に学んだのは大学と大学院です。
大学では土木工学を専攻し、材料や構造などを学びました。例えば高速道路の橋梁の設計などはたくさんの車やトラックが通るので、一般住宅より遥かに力がかかります。

その上で高い安全性が求められるため、土木の3力(土質力学・水理学・構造力学)をベースに非常にシビアな世界を知ることができました。

一見住宅とは関係無いように見えるのですが、幼い頃から見てきた家づくりの文字通り地盤となる部分、土や地面や材料といった学びを得られたことは今にも活きる非常に大きな経験でした。

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大学院では建築学専攻に転科。バリアフリーに強い研究室に入り、より生活に密着した研究を行いました。
そのときが2000年ごろ。まだ介護保険制度が始まったばかりで、保険を活用したリフォームもまだまだ多くはありませんでしたが、理学療法士やリハビリの知見がある方々と一緒に在宅復帰のためのリフォームを作っていくのは大きな学びがありました。

当時、リフォーム・リノベーションが自分の仕事になるとは思ってもいませんでしたが、今に通じる”人と住宅を結びつける設計”はここで得たものですね。

この先も、
地域や家族のコミュニティが
繋がっていくことを願って。

住宅一筋の工務店が手がける
リノベーションブランド「りりこ」の設立

住宅一筋の工務店が手がける
リノベーションブランド
「りりこ」の設立

2017年に戸建てリノベーションブランド「りりこ」を設立・事業化。
戸建てリノベーション事業の先駆的なモデルケースであることから、YKKAPやパナソニックハウジングソリューションズなど大手メーカーから講演依頼をいただき、登壇いたしました。

学生の選択肢を広げる
非常勤講師
としての仕事

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大学院卒業後は、ハウスメーカーで営業を経験。病気を経験したことがきっかけで実家に戻りました。その後、結婚・出産や震災を経験し、いよいよ父親の後を継ぐことになります。

職人出身の父親との衝突が無かったわけではありませんが、だからこそ私は職人や工務店への尊敬が人一倍深いと思います。

ご縁があって大学で教えてほしいとご連絡をいただいたときも「次代を担う学生たちに、もっと工務店の存在を知ってもらえたら」と一番に思いました。

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学生たちの進路として、ゼネコンやハウスメーカーなど大手に思考が向いてしまうのは仕方がないこと。でも、工務店だからできる地域や人、暮らしに寄り添った働き方が向いている学生も中にはいるんじゃないかと思うんです。

暑苦しいことを言って、泥臭さを押し付けたいわけではありません。ただ、図面や計算だけじゃわからないこともたくさんある。大学での講師という仕事を通じて、暮らしに寄り添う建築のイメージをより具体的に描けるようになって、将来の選択肢の幅が広がり、建築をより楽しめる手伝いができたらと思っています。

地域や家族
寄り添って、
男女関係なく
活躍する会社づくり

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今までに公私ともにたくさんの経験をさせていただく中で、増子建築工業が幸せな家づくりを行っていくためには、女性が結婚・出産を経ても活躍できる職場が必要だと考えました。

そこで、増子建築工業では「お子様も連れてきてOK」と、保育園や幼稚園に迎えに行ったあとでも働けるスタイルをとっています。時には子どもさんに仕事を頼むこともありますよ。これは幼少期を職人と一緒に過ごした経験があったからこそ、必要なタイミングで自然に導入できました。

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また、工務店をより身近に感じていただくために、地域の共同作業所の方々や造り酒屋さんと一緒にカフェを開こうと計画中です。(2024年4月現在)

さらに「木の家 Re:bornプロジェクト」と題した注文住宅の新たな試みを始動。私たちが55年培ってきた「知恵と技」に、木の温もりや魅力を取り入れたロングライフデザインと最新の技術を取り入れた住宅性能を付加した木造注文住宅づくりのフラッグシップモデルハウスを2024年春にオープン予定です。

大工職人や工務店の存在を知るきっかけ、建築の楽しさや面白さを感じるきっかけの一つを地域の魅力と一緒に提供できればと思っています。

歴史と想いが紡ぐ、
増子建築工業の家づくり

福島の街・人・暮らしに寄り添い、
一棟一棟職人と丁寧に家づくりを行う。
ずっと大切にしてきたことを、
これからも日々学びを重ね、
取り組み続けます。

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