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こんにちは。
ずいぶん寒くなってきましたね。
冬支度、進んでいますか?
さて、今日は収納のお話です。
お家がすっきり片付いて見える設計のポイントは、収納にあります。
でも、すべてを扉の中に隠してしまう「見せない収納」ばかりだと、実は使いにくくなってしまうことも。
よく使うものは出しっぱなしにしたり、お気に入りのものを飾ったりする「見せる収納」をバランスよく取り入れるのが、使いやすくおしゃれな収納のポイントです。
そこで、この記事では「見せる収納」と「見せない収納」についてお伝えします。
▼目次
・まとめ:「見せる」「見せない」のバランスで使いやすい収納に
見せる収納とは
扉のないオープンな棚に飾ったり、カゴやトレイにいれて出しっぱなしにしたりするのが「見せる収納」です。
メリットデメリットを知っておけば、上手に見せる収納を取り入れることができます。
見せる収納のメリット・デメリット
「見せる収納」のメリット・デメリットは次のようなものです。
見せる収納のメリット
・どこにあるかすぐにわかる
・出し入れしやすい
・インテリアのポイントになる
・空間に広がりが出る
見せる収納のデメリット
・ごちゃつき感が出ることがある
・ホコリがつきやすく掃除の手間がかかる
オープン棚に置いてあるものは、どこになにがあるか一目瞭然で、出し入れしやすいもの。扉のない収納棚は抜け感があるので、室内が広く見える効果もあります。
一方で、散らかって見えやすい、ホコリがつきやすいことなどが、気になる点です。
デメリットを解消しつつ見せる収納を活用するには、ちょっとしたコツを知っておくと役立ちます。
施工事例:オーダーメイドで思いのままの家
見せる収納を上手に取り入れるポイント
見せる収納をうまく取り入れるポイントを、ご紹介します。
フレーム効果で、統一感を持たせる
すっきりと見せるポイントは「統一感」です。
統一感を出すために効果的なのが、棚板やニッチを「額縁」のように見せる方法です。
中身のサイズや色がバラバラでも、額縁のように囲むと、なんとなくまとまった印象に見せることができます。
飾る場合は、7割収納に
オープンな棚に飾りながら収納する場合は、中身を詰め込みすぎないことがポイントです。7割くらいの収納率を目指すと、すっきりして見えます。
施工事例:木の香りに包まれる家
見せない収納とは
収納スペースに扉があり、中が見えないタイプが「見せない収納」です。生活感の出やすいものやこまごましたものをしまっておく場合に使いやすいタイプです。
こちらもメリットデメリットを意識することが、上手に取り入れる第一歩です。
施工事例:小窓で繋がる家
見せない収納のメリット・デメリット
「見せない収納」のメリットデメリットは次のような点です。
見せない収納のメリット
・生活感や乱雑さがなく、部屋がすっきりする
・中身が汚れない
見せない収納のデメリット
・中身が分かりにくい
・ワンアクション増えて、収納が手間
扉や引き出しを閉めてしまえば、中身が見えないのが「見せない収納」の特徴。部屋がすっきりして見えますよね。扉が、ホコリや汚れから守ってくれるメリットもあります。
でも、つい物を入れすぎてしまう、扉を開けるワンアクションが手間に感じて、出しっぱなしにしてしまうなどのデメリットも。
上手に使うコツを知って、使いやすい収納にしたいですよね。
使いやすい「見せない収納」のアイデア
見せない収納を活用するポイントは、出し入れしやすい場所や収納方法にすること、中身が行方不明にならない工夫をすることです。
よく使う場所にまとめる
よく使う動線に沿って収納スペースを設けると、使いやすくなります。
例えば、キッチンのパントリーなら、シンクやコンロの並びや玄関からの通り道に作ると出し入れが苦になりません。
家族の下着やパジャマは、着替えをする洗面室に収納を設けるのもいいですね。
施工事例:京町家風コの字の住まい
ラベリングや透明ケースで中身を見やすく
収納ボックスやケースに適切なラベルをつけると、中身を探しやすくなります。
また、透明のキャニスターや、半透明の引き出し収納を用意して、中身がひと目でわかる工夫も効果的です。
収納グッズのサイズを揃える
ハンガーや収納ボックスなどの収納アイテムは、サイズを揃えてみましょう。限られたスペースに、最大限までものを入れることができ、必要なものを探すのも簡単になります。
まとめ:「見せる」「見せない」のバランスで使いやすい収納に
収納計画では、「見せない収納」が中心となりがちです。「見せる収納」は上級者テクニックといったイメージもありますよね。
でも、見せない収納ばかりでは、季節感や温かみが感じられず味気ないこともあります。ポイントを知っていれば「見せる収納」も簡単に取り入れることができますので、上手に組み合わせましょう。