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開放感のある「吹抜け」のある暮らし

あけましておめでとうございます。
2024年がスタートしましたね。
今年も、増子建築工業のコラムをどうぞよろしくお願いします。

 

さて、新年最初の話題は「吹抜け」です。

吹抜けは、開放感のある住まいにしたい方に人気の間取り。室内を、広く明るく見せてくれます。

でも、実際に取り入れるとしたら、どんなメリットやデメリットがあるのか、よくわからないという声も多いもの。

そこで今回は、吹抜けのメリットやデメリットを詳しく解説します。後半では、吹抜けを設けた住まいの実例もご紹介します。

 

 

▼目次

吹抜けとは

吹抜けのメリット

吹抜けのデメリット

【実例】吹抜けのある住まい

まとめ

 

吹抜けとは

 

吹抜けとは、2階建て以上の建物で、上下階の間に床や天井がなく、縦につながった空間のことです。リビングや玄関、階段などに設けることが多いスペースです。

天井が高くなることで開放感が生まれ、上階の窓から入る光で室内も明るくなります。他にも、風の通り道を作ることができるなど、さまざまな効果があります。

施工事例:薪ストーブで家族団欒 38坪の2世帯住宅♪

 

 

 

吹抜けのメリット

 

吹抜けを設けるメリットは、主に次の4つです。

 

開放感がある

吹抜けの最も大きなメリットは、空間に開放感が生まれることです。

部屋の広さの感じ方は、実際の面積だけでなく、天井の高さにも影響されます。吹抜けを設けた天井の高いリビングなら、実際の面積よりも広くゆったりとした空間に感じられるでしょう。

 

 

光を内部まで取り込むことができる

吹抜けのある部屋は、自然光を取り込みやすいこともメリットです。吹抜けの2階部分に窓を設けると、冬でも部屋の奥まで光が入ります。日中は照明をつけなくても、十分な明るさを確保できるでしょう。

特に、住宅が隣接していて1階部分の日当たりがあまり良くない立地では、このメリットが活かされます。

 

 

家族の気配を常に感じられる

吹抜けによって1階と2階がつながり、常に家族の気配を感じられることもメリットです。お互いがどこにいるのかなんとなく分かることで、安心感を覚える方もいらっしゃいます。

家族の会話を大切にしたい、コミュニケーションしやすい間取りがいいと思われるなら、吹抜けはおすすめの間取りです。

 

 

風通しが良くなる

吹抜けを設けると、室内の空気を自然に循環させることができ、換気や風通しがよくなる効果があります。

暖まった空気は、上へのぼっていく性質があります。そのため、吹抜け上部にたまった熱が、窓から自然と換気され、室内の風通しが良くなります。

吹抜け部分にシーリングファンをつければ、さらに空気の流れを調整できます。

 

施工事例:オーダーメイドで思いのままの家

 

 

 

吹抜けのデメリット

 

一方で、吹抜けにはデメリットもあります。納得して取り入れるためにも、事前に把握しておくと安心です。

 

2階のスペースが狭くなる

吹抜けを作ると、その分2階部分の面積が狭くなってしまいます。

2階に個室を多く作りたい、1階の床面積をあまり広く取れないといった場合には、吹抜けを設ける余裕がないかもしれません。

 

 

メンテナンスしにくい

吹抜けのメンテナンスには、注意が必要です。

天井が高いため、脚立などを使っても届かないケースもあります。シーリングファンの手入れや窓の掃除、照明の交換をする場合には、ハシゴなどが必要になることも。

専門業者に依頼する方法もありますが、自分でできないと不便に感じてしまうかもしれません。

 

対策としては、寿命の長いLED照明を選ぶ、手の届く高さにブラケット照明をつけるなど、メンテナンスも含めた計画にしておくと安心です。また、高所にある窓やファンの掃除には、柄の長い掃除道具が便利です。

 

 

音やにおいが気になる

上下階がつながるため、音やにおいが広がりやすくなります。

生活音については、生活リズムの違うご家族では、気になることが多くなります。寝室を吹抜けから離して設ける、寝室の防音性を高めるなどの対策が有効です。

また、キッチンのにおいが2階へ広がることも知っておきたい特徴です。気になりそうな場合は、キッチンを個室にする、吹抜けに換気扇を設置するなど対策しておくと安心です。

 

 

 

【実例】吹抜けのある住まい

ここからは、実際に吹抜けのある住まいの実例を紹介します。

 

吹抜けの住宅事例① 吹抜けの小窓で一体感のある住まいに

 

施工事例:小窓で繋がる家

 

1階と2階合わせて28坪の住まい。決して大きくはないものの、吹抜けの効果で開放感たっぷりのリビングです。2階の寝室には、吹抜けに面して小さな窓を設けました。障子を開けると、吹抜け越しにキッチンやリビングの様子が見えます。家族の気配がなんとなく伝わり、子ども達とのコミュニケーションにも役立ちます。

 

 

吹抜けの住宅事例② 梁を見せたダイナミックな吹抜け

施工事例:木の香りに包まれる家

 

吹抜けから差し込む日差しが、リビングを明るく照らします。大胆に梁を見せた設計で、ダイナミックな印象に。開放感あふれる、気持ちのいい空間です。

リビング階段をあがった先にあるオープンな2階ホールには、ワークスペースを設けました。リビングで過ごす家族の様子を感じつつ、仕事に集中できるスペースです。

 

 

 

まとめ

 

吹抜けのあるリビングは、伸びやかで広々とした雰囲気。家族がゆったりとくつろげます。冬、寒いのでは?と心配される声もありますが、近年の住まいはしっかり断熱性を高めているので、心配ありません。

吹抜けのある住まいに興味がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

 

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