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こんにちは。
今週に入って少しだけ暖かくなったかと思えば、また真冬の寒さに…
三寒四温を繰り返してこれから春に向かっていくんでしょうね。
さて、今日のコラムは「高気密・高断熱」についてです。
モデルハウスや広告でよく目にする機会も多いのではないでしょうか。
「暖かそう」「省エネ」といったプラスなイメージが多い「高気密・高断熱」。
実際高気密・高断熱にすることで、何がどういいのか?
自分のお家もそうすべきなのか?
今回はそんな疑問にお応えしようと思います。
▼目次
・そもそも高気密・高断熱とは?
・高気密・高断熱で得られるメリット
・あまり知られていないデメリット
・まとめ
そもそも高気密・高断熱とは?
「気密」とは、家を建てる際にできる隙間をできるだけなくし、家の中と外の空気の交わりを断ち切ることを言います。
「断熱」とは、断熱材で家を覆い、家の中と外の環境を分け、熱の伝わりを少なくすることを言います。
家の内側を覆う「内断熱」と外側を覆う「外断熱」の2つの方法があります。
ざっくり簡単に言えば、「高気密・高断熱」とはお家の中を密閉し、外と中の環境をはっきり分け、空気や熱の流れが遮られている状態の事です。
もっと簡単に言えば、「エアコン一台で1年中快適に過ごせる」ということ。
では、そうすることで何がいいのでしょうか?
高気密・高断熱で得られるメリット!
省エネ
冷暖房の効率がよくなり、年中快適に過ごすことが出来ます。
内部の空気が外に逃げにくいため、短時間のエアコン稼働でも効果が持続します。
また、エアコン設定温度と体感温度の差もほとんどありません。
温度差が少ない
冬場は暖房の暖かな空気が逃げることなく対流するので、家中どこにいても同じ温度で過ごすことが出来ます。
部屋と部屋の温度差だけでなく、上下の温度差も3℃までで快適です。
冬になると度々話題になるヒートショック。
温度差による血圧の変動で心筋梗塞や脳梗塞を引き起こしてしまうものですが、その原因となる温度差を解決することができます。
外気による影響が少ないので、一年中快適な温度を保つことができ、省エネにつながるのが魅力ですね。
また外気が遮断されるので、花粉やPM2.5などに毎年悩まれている方にもオススメといえます!
あまり知られていないデメリット
夏場は取り入れた熱が外に逃げにくい
一旦取り入れた空気は、なかなか外へ逃がしにくいので、夏場は日差しが入らないように工夫が必要です。
日差しを防ぐ方法としては、窓際にすだれやツタを張る植物を植えて陰を作ったり、遮熱性の高い窓ガラスを取り付けることで、日差しを和らげることができます。
費用がかかる
高気密・高断熱な家作りをするためには、家を構成する断熱材や窓、設備などそれぞれの性能に気を使わなければなりません。
性能や使う断熱材によって、標準のものと比べて価格差は約2~3倍となってきます。
ただし、導入費用は高額だとしても、その後冷暖房設備による省エネ効果で、ゆくゆくは元がとれる可能性が高いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
健康も省エネも実現できる「高気密・高断熱」。
後からの変更がきかない基礎の部分だからこそ、絶対にこだわらなくてはいけないポイントなんです。
これからお家を建てようと考えている方は、是非気密と断熱にこだわってみてください。