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こんにちは。
昔ながらの住まいには、よく見られた「縁側」。お茶を飲みながら日向ぼっこをしたり、ご近所の方とおしゃべりをしたり、というのんびりした空間をイメージする方も多いのではないでしょうか。そんな縁側を、新築でも取り入れたいという方が増えています。
そこで、縁側のある施工事例を見ながら、縁側の魅力や取り入れ方についてご紹介します。
▼目次
・まとめ
縁側の2つのタイプ
縁側とは、部屋の外にある板張りの廊下のようなスペースのこと。
いくつかのタイプがありますが、代表的なものは「濡れ縁」と「くれ縁」の2つです。
濡れ縁
建物の外に設置された縁側です。軒がかかっていることもありますが、雨にさらされるため、濡れ縁と呼びます。
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くれ縁(広縁)
建物の内部に設置された縁側のことを、くれ縁と言います。部屋と屋外の間にある、廊下のようなスペースです。奥行きの広いくれ縁を「広縁」と呼びます。
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ウッドデッキとはどう違う?
最近の住宅では、「ウッドデッキ」もよく見かけます。
屋外にある縁側という意味では、厳密な違いはないケースも多いのですが、強いて言えば、ウッドデッキの方が広い奥行きを持ち、デッキ上でさまざまなアクティビティを楽しむことができます。
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縁側の持つさまざまな魅力とは
縁側には、さまざまな魅力があります。どんな魅力や使い方ができるのか、詳しく紹介していきます。
窓から入る日光をコントロールしてくれる
くれ縁や広縁のような内部にある縁側は、屋外と室内の間にワンクッションはさむような位置付けにあります。
そのため、夏場は直射日光が室内に入るのを防ぎ、冬場は外の冷気を遮断してくれます。
縁側を作ることで、夏は涼しく冬は暖かく室内環境を適切に保つ効果が期待できるのです。
団らんや憩いのスペースになる
縁側は、室内と外とをつなぐスペースです。家族やお客さんとベンチのように座っておしゃべりする、コミュニケーションを楽しめます。
また、子どもたちの遊び場にもぴったり。庭に気軽に出入りしたり、バーベキューを楽しんだり。夏は縁側に座って花火をするのもいいですね。
リビングとはまた違う、団らんや憩いのスペースとして活躍します。
部屋を広く見せる効果も期待できる
外に縁側を作る場合に、室内の床と高さを揃えると、床がそのまま外に続いているように見えて、部屋が広く感じられる効果があります。
同じ床材を使用したり、窓の高さを天井と揃えたりすることで、さらに開放感が高まります。広々とした空間にしたいケースでも、縁側が役立つのです。
気持ちいい縁側にするための注意点
魅力たっぷりの縁側を、イメージ通りに使うには、注意点もあります。
プライバシーを保てるようにする
道を歩く人から見えたり、隣の家の窓から見下ろされたりすると、縁側でゆっくりくつろぐことができません。そのため、プライバシーを確保する配慮が大切です。
玄関からの境目には目隠しを作る、道路から見えない中庭に縁側を設けるといった工夫がおすすめです。
定期的なメンテナンスで長くきれいに
一般的に、縁側は木材で作ります。屋根がかかっていても、雨がかかるところなので、年月とともに傷みが出てしまいます。少しでも長くきれいに使うためには、定期的なメンテナンスが欠かせないことも知っておきましょう。
縁側の下にたまったゴミを掃除したり、塗装したりすることで、長持ちさせることができます。
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まとめ
さまざまな魅力のある縁側。現代の暮らしにこそ積極的に取り入れて、より豊かで楽しい暮らしを実現していきたいですね。