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令和の時代に和室は必要?

こんにちは。

先週とは打って変わって、急激に暖かくなりましたね!

 

さて、今日は和室についてのお話です。

日本に古くから伝わる文化である「和室」。

い草の香りのする畳が敷き詰められたほっと安らぐ空間ですよね。

ですが、近年和室のない間取りも増え、新築を建てる際に和室が必要かどうかで悩まれる方も多いです。

 

令和という時代において、「和室」は必要なのか?それとも不要なのか?

それを判断するには正しいメリットとデメリットの知識が必要です。

今日はそんな「和室」があることのメリットとデメリットについてお話します。

 

 

▼目次

・和室とは?

・和室があることのメリット

・和室のデメリット

・和室を取り入れる際のポイント

・まとめ

 

 

 

和室とは?

「和室」とは、日本の伝統的な部屋のこと。

古くは鎌倉時代からその形になったとされています。

素足で歩いても気持ちが良い畳が敷き詰められ、また日光を柔らかく採り入れる障子やふすまで仕切られているのが特徴です。

実は和室にも種類があり、格式の高い「真」、真を少し崩した「行」、自由で居心地の良さを重視した「草」という3種類に分けられます。

現代の日本の住宅でが「草」タイプの和室が取り入れられることが多いです。

 

 

 

和室があることのメリット

様々な用途に使うことができる

来客用として

和室は来客時に対応する部屋として使えます。

また、来客者が宿泊を兼ねる際にも、畳の部屋には布団を敷くこともできます。

来客時に座布団を出して応接間として、お布団を敷いてお客様の寝室として使うことができます。

遠方に住むご両親や親せきの方が遊びに来る際は大活躍です。

 

小さなお子様のお部屋として

小さなお子様を遊ばせたりするスペースとしても重宝します。

畳はフローリングに比べてクッション性があるのでお子様がころんでしまっても怪我をするリスクが軽減されます。

おむつ替えやお昼寝の際にも、そのまま寝転べるため重宝します。

 

寝室として

もちろん寝室としても使えます、

お子様が布団からはみだしてしまっても、落下の危険性がないので安心です。

押し入れを設けておけば布団も収納できるので、寝室を作るスペースが取れないというご家庭にも向いています。

病気などで看病したいときもリビングに近い和室があると便利です。

 

仏間として

和室はお仏壇を置く仏間としてもぴったりです。

違和感なくまとまりのある空間を作ることができます。

とはいえ、仏壇は必ずしも和室にないといけないということはありません。

 

 

畳の素材「い草」の機能性

畳の原材料となる「い草」には、実は様々な効果があります。

・リラックス効果がある

・調湿・調温効果がある

・空気を浄化する効果がある

和室に入るとなんだか心が安らいだり、夏涼しく冬暖かい快適さを感じられるのは、実はい草の効果によるものなんです!

 

 

収納力が上がる

収納面においてもメリットがあります。和室の収納といえば押入れ。

押入れは本来布団や座布団などを収納するためのスペースなので、一般的なクローゼットよりも奥行きがあります。

その奥行をうまく使うことができれば、布団以外にも季節ものなどをしまっておくのに便利です。

 

 

 

和室のデメリット

お手入れが大変

和室のデメリットとして1番に出てくるのが畳のお手入れ問題です。

畳は数年経つと変色や毛羽立ちが発生するため、5~7年を目安に畳の張り替えを行う必要があります。

また、傷がつきやすく汚れやすいため、コーヒーなどをこぼしてしまうとしみになり落ちにくくなります。

ペットを飼っているお家ではより一層の注意が必要です。

ダニやカビの温床になってしまうことも…

 

しかし、最近ではポリプロピレン樹脂でできた畳も増えてきています。

この素材でできた畳は、従来の畳と比べて耐久性にも優れており、汚れにも強いためお手入れも簡単です。

い草の効果は得られませんが、それよりもお手入れを簡単にしたいという方にはおすすめです。

 

 

家具のあとがつきやすい

畳は表面が柔らかいので、家具や重いものを長時間置くと跡がついてしまいます。

また日焼けもしやすいため、日当たりの良い部屋だと、家具が置いてある場所とそうでない場所がくっきり分かれてしまうこともあります。

タンスなど、重く置きっぱなしになってしまう家具などはあらかじめそれらを考慮した上で設置するようにしましょう。

 

 

 

和室を取り入れる際のポイント

メリットとデメリットを挙げましたが、より満足のいく和室を取り入れるためのコツについてもお伝えします。

 

LDKとひとつながりにする

キッチンやリビングにいながら、お子様がお昼寝をしたり、遊んだりしている姿が見られると安心ですよね。

子ども部屋としても利用するなら、LDKと和室はひと続きにするのがオススメです。

ただし客間として利用したい場合は、和室が独立した空間にあった方が生活感を感じられずに済むメリットもあるので、ふすまや障子で仕切れるようにしておくのがいいでしょう。

 

 

小上がり和室にする

「小上がり和室」とは一段高い位置にある和室スペースのことです。

腰を掛けて座ることも出来るので、ソファー代わりに使うこともできます。

和室が完全に独立しないので、プライベートな空間はある程度確保しつつも、家族の気配を感じやすいです。

 

 

和洋のインテリアになじむようにする

和室をつくるかどうかのお悩みの一つとして、インテリアがちぐはぐにならないかという不安があります。

隣接する部屋とのインテリアに調和するよう、壁紙や仕切りを工夫しましょう。

手段としては下記のようなものが挙げられます。

 

・仕切りをルーバーやロールスクリーンにする

・畳の色を薄い緑やグレー、茶色にする

・畳の形を正方形にする

 

などなど…

少し壁紙の色味や質感をかえたりするだけでも雰囲気が変わってきます。

インテリアについてはプロにお任せしちゃいましょう!

 

 

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

和室には意外と知られていなかったメリットがあります。

洋室に負けず劣らずの良さがあるということを知っていただけるとうれしいです。

 

ですが、お家に和室が必要かどうかは、自分のライフスタイルにとってメリットになるかどうかを考えることが重要です。

なぜ和室をつくるのか、その理由を明確にし、それによって間取りや大きさを決めましょう。

無理なく和室を取り入れることで、癒しの空間効果を最大限に活かせるようにしたいですね。

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